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フェティッシュの火曜日
 
台湾のデカい龍と光る大仏のお寺

光る観音ルーム、そして巨龍とご対面

4時間かけて到着した麻豆代天府、その入り口そばにあった「観音賽殿」なる建物の中に入ると…。その名のとおり観音様があった。デカさもそれなりだが、それ以上に気になるのは周りの照明。これは何だ?


巨大な仏像と、なんといっていいのか分からない照明が。

端の人で大きさをイメージしてください。


吹き抜けと照明がどこかクリスマスぽい。


照明部分をアップにすると…
ひとつひとつが仏様!


先に龍の巨大像を見てるからか驚かないけど、日本ではそう見れないサイズの仏像。それよりもこの照明!六本木ヒルズ・ウインターイルミネーション!的なピカピカぶり、さらに写真じゃわからないけど、この塔くるくる回ってるんです。

日本でお寺や神社というと古い物を古いままに残す、という印象があるけれど、台湾のお寺はどこもLED看板やこういう照明つけたりして、新旧どんどん織り交ぜちゃうんですよね。この小さい仏さん照明システムはこの後も他のお寺で見たし(それでもここのが一番デカかった)。国ごとに感覚は違うとはいえ、この和洋&古今折衷感は見てて楽しいなあ。

ちなみにこの建物に入ると、係員のおばちゃんらが寄ってきて「お祓いしてあげるからココに名前と住所書いて寄進しな!」的なことを笑顔で言われた。もちろんオール中国語。普通こういう観光地っぽい所は少しは英語出来たりするんだけど、ここはぜんぜんその気配なし。なんとかコミュニケーション成立させて200元を支払う。まぁこちらも写真撮らせてもらう身だから安いもんだ。


仏像の裏はまた別の仏像。
布袋様っぽいのもいる。


さて観音様もたっぷり見たところで本殿へ。と思ったら中は工事中!ドリルかなんかの音をバリバリと響かせてお仕事していた。ということでやむなく脇道から奥に進んでみると、その合間も見所十分!というかこれだけで十分見れる。


本殿には工事道具がごろごろ。
んじゃ奥に行くとしますか。お、右手を見ると?


池には鯉、そして物語を像で再現してるよう。


岩や草木を上手く使ってのいわば天然ジオラマ。
「ジャイアンやっちゃってよ!」「わーん、ドラえもーん!」的光景。


中には動物も。顔がどこか赤塚不二夫タッチだ。


どれも中国の有名な物語の1シーンのようですが、どこか日本ファンシーなご家庭の庭にある七人の妖精の像みたいにも見えますね。この可愛げや色遣いもまた南国チックで。

さてこの像を横目に見ながらずんずん進むと…ついに出ました、あの正面に。最初に頭の後ろだけもっこりと見えたアレの前に!ということで今回の目的だった巨大な龍の像がこちら。


あの後ろ頭を正面から見るとこれ。でかい。

口から出てる水流?は階段になってます。


足下は池。鯉がいっぱい。
それを覗くカップル。意外とカップル率高し。


この龍は「五彩観光巨龍」という名で長さ76m高さ7m、1億元近くの資金を投じて建設されたそう。1979年に建てられたそうなので30年近く経ってるわけですが、メンテナンスがいいのかずいぶん色合いなんかも綺麗ですね。


高さ7mらしいけれど、実際はもっとあるように見える。


さて龍をたっぷり眺めてみましたが…これ、どっからか入れるんだよね?とキョロキョロしたところでこんな看板を見つけました。まだあんのか、すごいのが!


水流の足下の看板、気になる文字が…。
地獄!しかもエイティーン!


電飾が派手すぎる観音様に巨大過ぎる龍、次は地獄!もう驚かないけどあえて驚かされん!ということで地獄に入ってきました。ヘルインタイワン!


いらっしゃ〜い。青鬼さんがお出迎え。

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