雨の山道をゆく
雨がしとしとと降るなか、山道をどんどん登ってゆくのだが、さすが南アルプス、道は狭く曲がりくねっていて、かなり険しい。
落石注意
場所によっては通行止めになっているようで、本当にクレーターまでたどり着けるのか不安になる。 あちこちに「落石注意」の看板が出ていて、恐ろしいことにその看板にも石がぶつかった痕がある。
実際に、道路上にこぶし大の岩がごろごろと落ちていて、このまま進んでも大丈夫なのか迷いながらクレーターを目指す。 本当のところをいうと、落石を目の前に隕石衝突の心配をしている場合ではないという気分なのだが、長野までやってきておいてクレーターを取材しないわけにもいかないので、しかたがないから前に進もう。 これって災害に巻き込まれる人にありがちな思考パターンだよなと感じつつも、「まあなんとかなるだろう」という持ち前の強い精神力でその場を乗り越えた。
下界との連絡手段はない
看板発見
ぐねぐねした山道をかれこれ30分くらい走っただろうか、ホントにここでいいのかよと本気で心配になりはじめたころに、隕石クレーターを案内する看板があった。
クレーター到着
そしてそこからさらに不安げな道をしばらく進み、ついに「クレータービューポイント」という場所にたどりついた。