フローズンヨーグルト
シャービックのおいしさの余韻に浸るまもなく、次のメニュー、フローズンヨーグルトに挑戦しよう。
ヨーグルトを鉄板の上に乗せると、まず水分から凍り始める。 それを手際よくかき混ぜてゆくと、ほどよい固さに凍ってきた。 シャリシャリになったところでスプーンですくって口に運ぶと、これまたおいしい。 こんなになんでもうまくゆく企画もめずらしくて不安を感じるくらいだ。
逆鉄板焼
ここまでデザートを作ってきたが、この装置は考えてみると、バーベキューの真逆の調理をする道具だ。 通常だと加熱して「焼く」ところを、熱を奪って「凍らせ」ているのだ。 ということは、凍らせてうまい食材を鉄板に乗せれば、逆鉄板焼になるのではないだろうか。 アウトドアシーンの新たなる一ページを僕は今まさに開こうとしている。
というわけで、スモークサーモンの登場だ。 僕の出身地北海道では、ルイベという料理がある。 鮭など寄生虫の心配がある食べ物を、凍結させることで寄生虫を死滅させ、溶けかかってきたところを食べるのであるが、それが僕は大好きだ。 そのせいで、スモークサーモンもすこし凍っているのが好きなのである。 そんな僕にもってこいの調理器具がいま目の前にある。
ついでにイカも
同じようにして、イカも半冷凍にしていただこう。 イカ独特の歯ごたえが、凍らせるとこれもいけるのだ。
撮影ということで、お酒の用意はしていなかったのだが、「おかみさん、冷やで一杯」と言いたいところだ。 三連休のバーベキュー広場にひとりで来て、いったいなにをやっているんだろう、という気持ちも当初はあったが、いつの間にか楽しくて夢中になっていた。
新しいレジャー
僕は大発明をしたんじゃないかと思う。 特許を出願した方がよかっただろうか。 そう思うくらい楽しい遊びだった。 これはみなさんにもお勧めだ。 ドライアイスは冷凍火傷や酸欠の危険があるので扱いに注意が必要だが、それは炭火だって同じだ。 いま実をいうと僕は、あの1万円の焼肉用岩盤プレートを買おうかどうか真剣に悩み始めている。