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ロマンの木曜日
 
乾電池2本でビリビリと感電したい

コイル完成!


みっしり、みっしり、100m分。パイプの幅を、ちょうど1往復半。

巻き終わってみると、思ったよりも短かったな、という気がする。
全部で何回まいたのかを、長さから計算してみた。


一定幅の巻き数と、長さを比例計算する。こういうのは苦手分野。

コイルの巻き幅2.6cmに含まれる巻き数が110巻き。巻いた総幅である1往復半の幅が48.5cmだったので、計算式はえーと、えーと、
(110÷ 2.6)×48.5≒ฺ 2050
だいたい2050回巻いた計算になる。我ながら良く頑張った。

とか、こういう計算のくだりを書くと、「さすが加藤さんは理科の先生だな」と思う方もいるかもしれないが、その方には大変申し訳ない。先にも書いたが、僕は物理、特に電磁気学が全く理解できていない。
なのでこの先は、理科の教員とは思えない、残念な体当たり実験となるので、ご了承下さい。

 

鉄芯に一次コイルを巻いて突っ込む


赤い線を、40回ぐらい適当に巻いた。

さっき巻いたのが、二次コイル。高圧電流が発生するコイル。
そして新しく巻いた赤いのは一次コイル。電池で断続電流を流す方のコイルだ。こっちの巻き数は少なくて良い。
これをパイプの中に突っ込む。
(※理論上は、一次コイルと二次コイルの巻き数の比が大きければ大きいほど、二次コイルの電圧は高くなる)


いちおうこれで、電圧が50倍になる予定。(理論値)

あとはこの赤い線に、断続的に電流を流せば、茶色いホルマル線に、電圧50倍の高圧電流が流れる予定だ。
(計算式:2050÷ 41=50倍)
乾電池2本=3.0Vなので、3.0V×50倍=150V。
家庭用電源よりも強力な高圧電流が発生するはず!
いくぜ!


2つのコイル、乾電池、検圧計、ヤスリ、釘をクリップでつなぐ。

 

高圧電流発生……?


金やすりシャカシャカ! ブーン、シャカシャカ! 150Vカモン!

あれ……? 6.35V!?

程遠いにもほどがある。
元が3Vなので、上がってはいるのだけれど、6V。桁が二つ足らない。一応感電できるか、指先で確認してみた。


指先で両極をつまんで、シャカシャカやると……
あ、少しだけピリピリ来る!

一応、大きく失敗したわけでは無さそうだ。
やっぱり一次コイルの巻き数が40回では足らなかっただろうか。ちょっと改善を加えて、もう一度挑戦してみた。


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