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ちしきの金曜日
 
魚が跳ねる瞬間を写真に撮りたい

ザ・本気

これまでずっと手持ちで頑張っていたが、それだと疲れるので、後日、三脚とレリーズを持って出直した。持久戦への備えだ。




まず、三脚に据えたことでカメラを構えなくてよくなった。
写る範囲を把握しておけば、ファインダーを覗いている必要もない。

さらにケーブルスイッチ(レリーズ)を付け、椅子に座ったまま手元でシャッターを押せるようにもした。

本気モードである。


さぁ、こいボラ!


カメラは動態ものに強いEOS7D。
秒間8枚の連写で跳ね上がったボラを切り刻んでやるのだ。


あ…!

あ、…。

いかん、集中力が…。


持久戦に備えたはいいが、ファインダーを覗かないと意識が散漫になってしまい、シャッターを押すタイミングが合わない。
結局またファインダーを覗いて撮ることにした。

秋晴れの公園で、何もない堀に向かってファインダーを覗き込んで待っていたら、散歩の途中らしきおばちゃんから
「肩こらない?」
と話しかけられた。

私は普段から肩が凝らないので、そう言うと今度は
「あなた血液型はO型?」
と切り返された。
ちなみに私はA型。
おばちゃんの予測はことごとく外れたのであった。

そんなこんなで、魚が跳ねるのを待ち続けること一時間…


!!

おおっ…

絶好のシャッターチャンスが到来。

おおおー。

大きくしてみた。


これは本日のベストショットだろう。

魚がちょっと白く写ってしまったのだがやや残念だが
これでも露出をマイナス0.7補正してる。
ボラがそれ以上に太陽光線を反射し、光り輝きながら現れたのだ。

ボラの視線にも注目。


空中で、既に着水点の方を見ている。


そして着水の瞬間は身体を捻って側面を下にするのがボラ流。

ざっぱーん!


なんか彼、無性にかっこいいと思ってしまうのは私だけだろうか…?

 

●わかったこと

ボラはジャンプしている時、すでに視線は着水地点の方を見ている。




その後も30分ほど粘っていたが、やはりさきほどの以上のものは撮れなかった。


こちらはタイミングが遅れ、着水の瞬間のみ撮れた。

バッシャーン!

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