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川底の高速道路は、海へとつづくか


川はかっこいい。その川の上を走ったり、川を埋め立てて走ったり、かつての川底を走ったりする高速道路もかっこいい。しかし、川底を走るいうことは、だ。それを追っていけば、海まで行けるのだろうか。

田村 美葉



中央区役所前の三叉路の不思議

中央区役所前にある三叉路のことを、いつも不思議に思っていた。
三叉路、というか、道路の流れとしては四つ角の交差点っぽくみえるんだけど、なぜかここで区役所のほうに渡るには、必ず「横断歩道を2回」渡ることになる。


まっすぐ行って、中央区役所側に渡ろうとすると
渡りたかったところに横断歩道がなく、道が3つに分裂している。

正面から見るとこんなかんじ。どうやって渡ったらいいんだ…。


より大きな地図で 中央区役所への行き方 を表示

上から見ると、もっと不思議!遠回りしてたどりつきます。

なんだろうこの道。と不思議に思いながらいつも通り過ぎていたんだけれども、最近、ここが三吉橋という立派な橋だったということを知った。へえ!と思いはしたものの、現在、全然川っぽい感じはしない。


なぜかというと橋の下はこんなふうに
当時の川底がそのまま、高速道路になっているのです。

 

川はどうして高速道路になったか

川に高速道路、という光景は、東京の人には慣れっこの光景かもしれないが、上京してきたばかりの私はけっこうな衝撃をもって受け止めたのを覚えている。


神田川から、にょきにょき橋脚。

いちばんの衝撃はやっぱり、日本橋川。いまでもコレを見ると興奮してしまう。

どうしてこうも都会の川にはことごとく高速道路なのかというと、東京オリンピック開催の準備の際、用地買収の手間を省いて手っ取り早く道路を建設する必要があり、じゃあ川を使おう、ということになったらしい。

川からにょきにょき橋脚、という風景は、私が橋脚好きになった一因だ。悪者扱いされがちな来歴ではあるけど、江戸の物流の動脈だった水路が、現在の陸運の動脈、高速道路のルートとしてそのまま使われているのは、興味深くもあると思う。


で、今回注目したいのは、川底を行く高速道路。

この蛇行っぷり。やっぱり、かっこいい。

埋め立ててしまった水路がたくさんあるなかで、川底そのままの高速道路は、土手や、その上に架かる橋も残っていて、川の面影がいまでも十分感じられる。素敵だ。

首都高を走っていると、新橋演舞場のあたりから急にまわりの建物がにょっきり高くなってきて、あれ?と思ってるうちに通り過ぎちゃうあそこなのだけど、しかしちょっと待て。川底を走ってるということは、本当ならそのままいくと、海にどーん、とか、ぶちあたることになるんじゃないのか。って、そんなはずはないんだけど、じゃあいったい、この先はどうなっているんだっけ。



より大きな地図で 築地川と楓川 を表示

だいたいこんな感じでたどってみることにします。

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