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土曜ワイド工場
 
隣の駅を私は知らない


今思えば左上に写るカラスがこの先の展開を予感させていた

映画「それでもボクはやってない」ばりのかっこいいタイトルを
つけてみたけど、ひねりもなくそのまま、私は隣駅「八広」の事をよく知らない。

今までに数えきれないほど電車で通っているのに、降りたのは昨年に書いたダイエット記事(こちら)で一駅歩くための数度だけだ。その時に目にしたのは自転車置き場のみ。

「ホームからして何も無さそうな駅」という印象だけど、探せば何かあるんじゃないか。それに隣の駅なのに何も知らないのってなんか勿体無いかも。

よし、街の人に見所を聞きながら散策してみよう!

小堺 丸子



八広までの道

私の住んでいる四ツ木というところは葛飾区の端に位置しており、荒川を挟んで対岸はすぐに墨田区となる。墨田区といえばもうすぐスカイツリーができるのだけれど、今回の舞台「八広」はその恩恵に微妙に預かれない所に位置している。



大きな地図で見る

墨田区と書いてある辺りがスカイツリー

こうやって改めて地図を見てみると、もう一方の隣駅である立石(良い飲み屋が多く商店街も割と賑わっている)より近い。歩いて渡ってみると15分弱で着いた。


荒川を渡ったらもう八広駅
自転車置き場の向こうがカラスがいた駅前

この晴れ渡る気持ちのよい日曜日、駅前のカラスが二羽カアカアと鳴き私を迎えた。「八広にようこそ!」「いよっ!待ってました!」と言っているようには、別に思えない。

目をつつかれないか心配しながら改札に向かった。今日のスタートは改札にいる駅員さんと決めていたのだ。

 

今日のルール

川を渡りがてら纏めた今日の散策ルール。


  1. 駅員さんにまず八広の名所(見所)を聞き、その場所でまた違う人に名所を聞き・・・と数珠つなぎで聞いて散策する。
  2. エリアについては八広駅周辺というよりは「八広」と住所についている場所に限定。違う駅に着いちゃいそうなので。
  3. 下調べはしないで行く。ネットで調べられる名所もあるだろうけど、先に知っちゃうとつまらないので今回は地元の人に薦めてもらった所だけ行く。

というわけで駅員さん、八広の名所を教えてください

不安なスタート

あまり乗り降りが無く手が空いていたのか、駅員さんは嫌な顔せずさっそく地図を広げてくれた。
だがその後に言葉は続かなかった。


(考え込んで遠くを見つめ)「うーん・・・アレは隣駅だし、あれは名所という程でもないし・・・・・・ねえーなあー・・・」
「コンビニも無い」

ええー!!
いや、コンビニは5〜6分行った所にはあるそう。だけどコンビニもスーパーも他の駅に比べたら遠めにある位だし、「この辺りに見る所は何もありません」と断言されてしまった。

早くも企画倒れなのか?いやそんな事ない!「駅員さんの中での名所というか、何でもいいんですよ」と言うと「うーん、土手は?ヒヌマイトトンボっていう糸とんぼ。でも今いないかな・・」


そういえばホームで案内を見かけたことある。が、いるのは5月下旬から8月下旬

こんな感じで頼りない返答が続いていたが、突如ハッと目を輝かせ「あのお店があった!51番ていう洋食屋!王貞治さんのお兄さんだかなんだかが経営してるっていう店!」


「51番はここ」やっと勢いづいてくれた駅員さん

なんだかんだで15分近くやり取りをしていた。それ程までに駅員さんを悩ませた町、それが八広。不安なスタートではあるが・・さっそく51番に向かうことに。


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