何しに来たんだろう
やはり犬や人では熊と同等の反応は期待出来まい。という事で、ハーベストの丘という所にやってきた。ここは羊やラマとふれあう事が出来るコーナーがあるらしい。今回はちゃんと調べて来たぜ。
よーし、羊はどこだー。と、勇んで進んでいくと楽しそうな事がいっぱいで、親子がいきいきと遊んでいる。そんな中に死んだフリをしに来た僕。なんだこの明暗は。
現代日本の動物との遠さよ
そんな思いを抱えながらもやってきた、ふれあい広場。草食動物とふれあいつつ、死んだフリの有効性を確かめてやるぞ! と、ウキウキしながら入ったら。
ふ、ふれあえていない!ここも柵で仕切られ動物たちとはふれあえず!えっ、何、ホントに!?ふれあい広場だよね、ここ。これでふれあい?柵越しでふれあい?
これ、街中で芸能人見かけた位で「俺、芸能人と会った事ある」って言ってる位の感じなってない?
まさか草食動物ですらもこんなにふれあうのが難しいとは思ってもみなかったぜ。
それでもとりあえず死んだフリしてみよう
それでも、折角来たんだから、柵越しでも死んだフリを試してみよう。
何も持っていないとそもそも羊が来ない。という事でエサ持って死んだフリだ。
死んだフリ、死んだフリ。と、思いながら倒れていたがその後 なにも起こらなかった。いや、この後はなにも無かったけれど、もしこれが熊だったら、首筋ゴシュッってやられてた訳で、確実に死んでいたと思う。
アカン、死んだフリ、アカンで!動物、人が死んだフリしてようがしてまいが、そんな事全くお構いなしだ。今後もし熊と出会ったら、絶対に死んだフリはしないでおこうと心に決めた。
これをやり始めて思ったんだけれど、熊が死んだフリを見て「あっ、死んじゃったんだー、じゃあ、どっか行こうっと」ってなるハズだ。 っていう発想に無理があると思う。別に熊は好きなようにするだろ。
そしてそれ以上に思ったのが、草食動物と接する事すら出来ないのに熊と対峙した時の事考える事無いんじゃないか、という事だ。
もし対峙した時にどうするか、よりも、対峙しないように生活した方がいいな。対策よりも、予防が大事!歯医者さんみたいな事を言っておしまいです。