流行の地名だったのか
ここは元々深川住吉町といったそうで、昭和9年にできた町名とのこと。
東京の地名としてはどちらかといえば新しい方だ。
この辺はごく普通の、東京の東側にある住宅地で、大阪の住吉みたいにおめでたい感じはない。
どうしてここが「住吉」という名前になったのか、しらべたところではどうやら「縁起がいいから」ということらしい。
もともと「住吉」というのは「すみのえ」と読み、それがなんだかんだ転じて「住みよい」というニュアンスで、とくに住吉神社とは関係のない全国のいろんなところで地名として使われたそうだ。
意味こそややちがうがちょっと前の「○○が丘」とか最近の「○○ヒルズ」みたいなノリだったんじゃないだろうか。
きっと当時も「どこもかしこも"住吉"にしやがってよぅ」などと嘆いていた人がいただろう。
いつだって地名は適当に決まっていったのかもしれない。 |