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コラボ企画
 
“プレスリーリリース”はどれだけPRに有効か?
ロック!プレスリリースはロックだぜ。
プレスリリースとは「press」へ「release」されるもの。つまり企業や政府から報道機関(プレス)向けに発表(リリース)された、ニュースや声明のことである。通常、それらはもちろん紙やデータで流されるわけだが、もっと目立つような、確実に報道されるようなプレスリリースを制作できないものだろうか。デイリーポータルZによるひとつの答えを持って、のこのことプロの方に見せに行った。
乙幡啓子
(おつはたけいこ)
1970年群馬県生まれ。工作をしがちなため、各種素材や工具や作品で家が手狭になってきた。一生手狭なんだろう。出したものを片付けないからでもある。性格も雑だ。もう一生こうなんだろう。
> 個人サイト オツハタ万博

プレスリーリリースって言ってみたくはないか

プロとは、前回「熱中!しめじ星人」でお世話になった、PR TIMESさんだ。筆者もそのときの成果がプレスリリースになったのをネットで目の当たりにしたが、非常にびっくりした。新しいビジネス用語考えました、ってんで「熱中!しめじ星人」ってプレスリリース出してそのまま載っちゃうんだもの。


プレスリリースのプロ、PR TIMES サービスマネジメント本部・三島マネージャー(右)、久保さん。

こんな自由なプレスリリースを実現させたPR TIMESさんへ、今度は我々自身で、プレスリリースを再定義して持って行こうということになった。誰もが読みたくなる、目立つプレスリリースを。プレスリリースはどこまでプレスリリースなのか。いったいどれくらいの振り幅までが許されるだろうか。


先に謝っておくと、これはプレスリーである。

効果的に人々の記憶に残るようなリリースをと、筆者が出したネタはこんな風なものだった。
  • ベンチプレスしながらプレスリリースをがんばって言う
  • プリンセスリリース。じゃらじゃらと階段から華やかに降りてきてリリース
  • サッカーのプレス。ユニホーム前面に内容が書いてあり、相手になるべく見えるようにしつつプレスする

全部ダジャレでした。

しかし一番感触がよかったのは「エルビス・プレスリーの格好でプレスリリースを」というもので、つまり「プレスリーリリース」に決定。やっぱりダジャレでした。

プレスリーといえばあの「腕の下にぶら下がるヒラヒラ」である。もしプレスリー本人にあのヒラヒラがなくても彼はプレスリーだが、あのヒラヒラがあればその人が別人であっても、ほぼ90%「あ、プレスリーだ!」と認識されるに違いない、それほど重要なあのヒラヒラに、プレスリリース本文を織り交ぜるのである。


パーティーグッズって当人がモデルかどうかはぼやかしてあるものなのに、名前と歌詞が思いっきり書いてあるが大丈夫なのか。

とにかくプレスリーにならねばならない

しかし案が通ってからだんだんとわかってきたことがある。プレスリーになる人とは、他の誰でもない、私なのだ。そうか、そうだよね。…これは大変なことになった!なったわ!なったわい!

とにかく、少なくともプレスリーの仮装をしなければならない。ネットでかろうじて「カツラとサングラスとモミアゲとマイク」がセットになった、上写真のようなグッズを買えたのだが、衣装となると数万もしてしまう。もう、一つしか道はない。一から衣装を作るのだ。大変なことになった!なったぞ!なったのじゃー!

彼といえばおなじみジャンプスーツだが、それを作ったことなどもちろん1度もないので、家にある服を組み合わせ、えっちらおっちらと型紙をおこすことにした。とてもプレスリーの衣装ができる気がしないが大丈夫だろうか。


袖ぐりと襟ぐりの曲線の参考に、ポロシャツを引っ張り出してきた。

下のパンツは、トレパンを参考にして裾を若干幅広く、ブーツカットに。

布地は光るサテン生地で派手に行こう。

ジャンプスーツと言っておきながら、難しさや着脱のしやすさから上下を分けて作ったが、今思えばくっつけたほうがよかったかもしれない。

それでもなんとか、ベースの衣装ができあがった。

ここにプレスリーらしい金ピカな装飾を施していくのだが、画像資料ではいろいろな柄があって迷う。が、まあとにかく派手なら何でもいいだろう。それっぽくあればいい。肝心なのはプレスリーになるという、この心だ。

100円ショップに装飾品の代わりになるものを探しにいくと、クリスマス準備コーナーができており、何だかわからないがジャラジャラとちょうどいいものがいろいろ売っていた。


何だかわからないがこういう六芒星が連なって売っていた。切り離してどんどん貼っていく。

100円ショップの安いラインストーンも黄色く塗って、ゴールド仕様に。

この幅広ベルトはどうするか。

出ましたダンボール。手でもんでやわらかくする、ってロックスターの衣装に地味な工程が誕生!

わっかにして、マジックテープでとめます。

問題はこのヒラヒラだ。

意外にも、プレスリーで画像検索してもヒラヒラのついている衣装があまり見当たらず不安になった。今までプレスリー=ヒラヒラだと思っていたが、あのヒラヒラは、想像上のものだったのだろうか。


なんてつべこべ言わずにヒラヒラを作ります。

ヒラヒラに字を入れ読めるようにするには、幅広のヒラヒラにすることが重要である。サテン地を8cm×1mほどのリボン状に切り、文字はラベル紙に出力して貼っていく。

内容は、あの「熱中!しめじ星人」のリリースから拝借した。


だいたい字の通りに切り抜く。文字を大きくするだけで、大声でリリースを叫んでいるように見える。

ヒラヒラを腕の下にずらっと両面テープで取り付け、完成。プレスリーの衣装が完成。数万もかからなかったが、さすがにプレスリー、100円ショップ多用した文化祭的な衣装でも数千円かかってしまった。

時間もかかってしまい、やっとできた、という安堵で今は胸いっぱいだが、これを今度は自分で着るのだ。自分で掘った落とし穴に自分で落ち込むような心持ちだ。全貌は次々ページで公開するが、とにかく編集部との待ち合わせの場所に向かう。


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