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とくべつ企画  
 
沖縄の食品サンプルが独特

食品サンプルとは言わずと知れた飲食店の店頭あるいは店内に陳列される料理の模型。そんな食品サンプルをまるで魔法のように作り出す工房にお邪魔してきました。

miooon/DEEokinawa



沖縄食材の食品サンプル

飲食店のガラスケースに並ぶ食品サンプル。はじめて行くお店ではサンプルを見て入ろうかどうか決める方も多いはず。一般的に想像するのはパスタやお寿司、カレーなどのサンプルですが、独自の食文化をもつ沖縄では他の地方ではなかなかお目にかかれないサンプルが並びます。


全国定番の寿司
沖縄定番の沖縄そば
リアルなてびち
オリオンビール

これらはぜんぶ食品サンプル。

沖縄以外では使わないであろうサンプルは一体どこで作られているのでしょうか。食品サンプル制作屋さんが多い県外?人件費の安い海外?

いえいえ沖縄には唯一、沖縄食材のサンプル制作会社さんがあるのです。その名も「沖縄 食品サンプルの山月(さんげつ)」。

独自の食文化を持つ沖縄でのサンプル作りはいかにして行なわれているのか。通常は工房見学はされておりませんが、特別に許可を頂いたのでウキウキと行って参りました。

工房見学の前に

山月さんは2階に工房、1階は各種サンプルが買えるお店になっております。工房を見学させてもらう前に、まずは山月さんではどのようなものを扱っているか予習してみましょう。

お店に入るとすぐに目に入る大きなガラスケース


彩りが鮮やかだこと!

商品を見てみると、

ゼブラパン
イラブー(ウミヘビ)
沖縄行事に欠かせない重箱九品セット
チラガー(豚の顔)

などなど。沖縄のオンパレード。 また陳列用のサンプルだけでなく、実用的なものもあります。


くるま麩のペン立て(くるま麩工場社会見学はこちら
サーターアンダギーマグネット
ちんすこうキーホルダー
ムーチー

一部実用的なのかわからないものもありますが、見ているだけで本当に楽しい!ではテンションもあがったところで、そろそろ2階の工房に行ってみましょう。

工房へ

こちらが山月の屋良社長。


屋良社長にお話を伺いながら工房を見学させていただきます。

レストランの厨房と美術室をあわせたような工房。


レストランなのか実験室なのか混乱してきます。

おもむろに置かれたチョコレート。

奥が本物だそうですが、手に持たないとわかりません。

見慣れない光景その1。机に生肉。

もちろん食品サンプル。

なんでも作れるそうです

?沖縄食材は県外とは違った制作過程なんかがあるんでしょうか?

社長: 沖縄食材だからといって特別な違いはなくて、食品サンプルは形を整えればどんなものでも作れる。そもそも、この世界は教科書がなくて各工房や職人さんたちのアイデアや工夫で成り立っているところがある。

だから作る過程はどんな風であれ最終的に商品になりさえすればいいというか。 ただ樹脂によって柔らかいもの、固いものという違いはあるので、例えばせんべいを作るときは固いものを使うというような工夫はしてるよ。せんべいの形だけではなくて原料自体が固くないと硬さは伝わらないんからね。 触ったらもちろん固いのと柔らかいので違うんだけどそういうことではなく。 うまく言えないけど、その違いがリアリティに繋がるのだと思う。


魔法みたいに一瞬の出来事でした。

 

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