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たき火入門


石原さん瞑想中

炎の上ででんぐりかえし後

消火はきちんと

炎の上でんぐりがえし

イモも焼けた。炎も堪能した。
じゃあ消火して帰ろう………と火を小さくしていくと、石原さんがつぶやいた。
「僕は朝まで、火の番をします。皆は帰ってもいいですよ………」
え?
石原さんは、ビール数本で、かなり酔ってしまったようだった。以前、飲み会でご一緒した時は、こんなに弱くなかったのに。
なぜだ。炎の魔力に酔ってしまったのだろうか。

「いや、石原さんを置いて帰れません。申し訳ないけれど、消して一緒に帰りましょう」
そう私が言うと、石原さんは唐突にでんぐりがえりをした。
炎の上に!!!!!
「うわーーーーー大丈夫ですかあ!」
「………………あったかかった………です……」
背中に火は付かなかった。灰が付いただけだった。

消火はきちんと

私たちは水をまいて火を消し、念のために足で炭を踏みつぶした。

帰り道、自分がケムリくさいのに気がついた。でもけして嫌な匂いではなく、木の匂い、薫製の匂いに近かった。

「そうか。『北の国から』のゴローさんは、この匂いがしてたんだね。
だから、しゅうちゃん(宮沢りえ)は、抱きついたときに、『おとうさん、いい匂い』って言ったんだ。今まで気がつかなかった」
と、私の友人が言った。




たき火の方法、まとめ

そんなわけで、今回学んだ「たき火の方法」のまとめです。

・広い場所でしましょう。冬は乾燥しているので、生木でも燃え移る可能性があります。消火用のバケツも用意しておきましょう。

・火をたくことが特に禁止されていない場所でも、近隣の住宅に通報される場合があります。迷惑にならないように、静かに安全にやりましょう。

・新聞紙、雑誌などは焚き付けに必要です。

・イモなど焼くときは、火力の加減がむずかしいので、念のためにアルミホイルは2、3重に。こげにくくなります。

・たき火の前での語らいは楽しいものですが、お酒などの飲み過ぎには注意しましょう。火は驚異です。消火はきちんとしなければいけません。完全シラフの人が1人でもいたほうがいいかもしれません。

・ゴミはきちんと拾って帰りましょう。

それでは皆さん、レッツエンジョイたき火!



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