燃え尽きてファイヤー
どさくさにまぎれてイモやクリを投入する間もなく、あっという間にキャンプファイヤー(正式な呼び方は不明)は燃え上がる。
ジェンカもタタロチカもない、真面目なファイヤーだ。
なで木も投入されて火が盛んになったかと思うと、かなり短い時間で燃え尽きはじめるファイヤー。
本当に私の願いは届いたのかと思っているうちに、お坊さんたちが棒を持ち出して燃えたあとをエイエイとやっつけはじめた。どうやら火渡り修行に向けての準備がはじめられたようだ。
いよいよ修行なのだが
いや、準備をするのはいいのだが、お坊さんたちが燃えあとを処理する様子はやたらと徹底的。そんなにとっちめなくても、と言いたくなるような勢い。
できあがったのはすっかりきれいになった燃えあとの道。確かにまわりの部分に火はくすぶっているが、すっかり整備されてしまった感。
実際、一番偉いと思われる導師がここを歩いていったのだが、あまり苦行という感じではない。
なんというか、思っていたような修行感がない。
割とライト感覚だった火渡り修行。実際問題、お坊さんだって熱いのはいやだよねと自分の中で半端にけりをつけてみる。
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