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特集


ひらめきの月曜日
 
アナログドット

第一章「書道でドット文字」

次は書道でドット文字を書き写す。筆で、墨でドットの四角は上手く書けるのだろうか。まさにデジタルVSアナログのガチンコ勝負。

今回の実験、所用によって実家で行ったため、小学校時代に使っていた書道の書き初め道具をひっぱり出してきて使った。年明け前に書き初めもないが、今年は一度も書道はやってないので、ある意味書き初めだろう。


筆! 墨! かきぞめ!

気持を落ち着け、墨をする。心を無にし、向かい合うのは見本の写し出されるパソコン画面。


心を無にして


半紙にはさすがに方眼の目は入っていないので小さく折り目を付けた。この1マス1マスを心を込めて塗りつぶす。


一マス一マス



書いたのは小学校時代に冬休みの宿題で出されながら上手く書けなかった二つの書き初め課題。

提出した書き初めが教室の後ろに張り出されたとき、名前が書いてあるにもかかわらず、間違えて男子側に貼られたのを思い出す。小学校時代って女子より男子の方が総じて字が下手だ。それで間違われたらしい。

今回はなんと言ってもパソコンの画面の文字をそのまま書くのだ。ドットさえ正しく塗りつぶせば下手に書く心配は無用。当時の無念もついでに晴れそうだ。

ついでに無念も晴らす


完成!また離れてパソコン画面と見比べてみよう。


……。あれ。「日の出」の「の」がずれた。マス目数を数え間違えたてしまったようだ。

やっぱりダメなものはドットの力を借りてもダメなんだろうか。でもこのミスでアナログ的な味わいが出たと思えば、わざわざ書道でチャレンジした甲斐があったというものだ。

なお、ドット書き初めを手にした右側の者は弟(17)である。私が社会に出てからは毎年お年玉を上げている。

兄弟仲も暖まり、いよいよ大詰め、最後は写真のドットを書き写す! 果たして遠目で見れば写真に見えるのか。


 

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