調子に乗る
これは面白い物を見つけたと思いましたね。媒介物があるとはいえ、自分の動作だけで音階を切り、メロディーを奏でられるのだ。
よく酒場などでBGMにあわせギターを弾く真似、ピアノを弾く真似などお遊びでやってみるが、テルミンはその動作そのものがすでに立派な「演奏」なわけだ。
さていよいよ課題曲の練習に映る。音色からして、本当はスーパーマリオの、炎が襲ってくる面の音楽や、はぐれ刑事純情派の主題歌をやりたかったが、時間の都合で「太陽にほえろ」となった。もっと他になかったのか
濱田さん、今回はご協力ありがとうございました。こんな曲です、と「マリオ」の音楽を歌ってみたときの戸惑いは当然です、すみませんでした。
私は楽譜が読めない。よって楽器をやりたくても楽譜が邪魔をしていた。それにギターのコードやピアノのいろいろなきまりを今からやるのは道のりが長そうだ。でもテルミンは、人間の動きそのもので音色を出せる。手続きは非常に単純だが、単純なものは奥が深いのだ。単純なだけに、その人の体調や性格、センスが全面に出てしまうのがちょっとこわいが。
ああ、テルミンが気になりだした。本当にテルミンを買ってしまいそうだ。ただし無駄使いの出来ない身、自作でもしようかしら。
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