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特集


エキサイティング火曜日
 
自販機に誘われて

ホテルの入り口脇にひっそりある
弁当も自販機で
ホテルで必要になるものはだいたいある
おこめサンド、どこで食べてるんでしょう

コンビニ回りの苦悩

「休日の一日を自販機で過ごす」といいながら、自販機周りは困難を極めた。行きたい自販機は地方にあることが多く、とても短期間で回れるもんじゃない。

それに、「足が早い」のだ。たとえば靖国神社に「ハトのえさ自販機」があると聞いて出かけたら、すでに撤去されていた。

「栄養の問題とかで…」と、巫女さんも苦笑いしていた。
自販機は栄枯盛衰のサイクルが早い(今回はこの一例だけなんだけど)。

そんななか駆け込んだのが、コンビニエンスストアam/pmの「オートマチック・スーパー・デリス」。「コンビニまるごと」自販機になっているという。なんだ、最初からここにくればよかったのでは。

 

近未来的コンビニ

東銀座のホテル「プレッソ・イン・東銀座」の1階に、とてもひっそりと収まっている。あやうく通り過ぎそうになった。用がなければ「ふらっ」と立ち寄るようなところではない。

中は全部自販機。これって、高速のサービスエリアや、郊外の自販機だけのドライブインと構造は変わらない。でも、やけにきれいで清潔なだけに、かなり近未来的な雰囲気が漂っている。

近未来、近未来と書いているが、ネットショッピングなどと比べると、自販機ってどうも未来的ではなく、ちょっとまぬけなイメージもある。自動で商品を買えるけど、結局は人がコインをいれて、ボタンを押すという動作が必要なところが、そう思わせるのだろうか。

いや、「お金入れて」「ボタン押し」よりも、あの、商品の出てくるときの「ゴトン」という音が、どうしようもなくアナログな気分にさせるのだろうか。

と、「おこめサンド」ができるまでの間の1分半、考えていたのだった。


 

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