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特集


ロマンの木曜日
 
採石場でドーンッ!
標高800メートルの採石場へ

採石場、ドーンッ!

採石場を指差す川俣社長

採石現場はお昼休み中だった。
嵐の前の静けさなのか、ウグイスの鳴き声だけが聞こえていた。

社長の案内で採石場を見下ろせる場所へ。
深さ30メートル。眼下に広がる採石現場の全景を見渡す。
す、すごい! この時、一瞬自分の高所恐怖症を忘れた。


作業が始まるまでまだ時間があったので、採掘された石をストックしている場所を見せてもらった。

こっちの石は使わない
こっちは使う石。僕2人分以上の高さに積み上げられている

採掘されたものの中から石材として使用出来るのはほんの10%程度に過ぎず、残りの90%はキズがあったり、色にムラがあったりで使いものにならないらしい。

キズなどがなく、建築石材として使用出来る石は別の場所に積み上げられ、そこからトラックで加工工場へと運ばれていく。



セリヤ割りで石を割る

いよいよ現場へと道なき道を下る
ウエブマスターも下る
セリヤを打ち込み
ハンマーで叩く!

お昼休みも終わり、3名の作業員さんたちがそれぞれ配置についた。

「発破の前に、ハンマーで石を割る所をお見せします」
採石場の一番低いところに案内され、「セリヤ割り」というハンマーで石を割る作業を見学することに。


石にはそれぞれ「石目」という割れやすい目がある。
その石が採れる地域の地質構造に起因して石目の方向が決まるらしく、羽黒地区の石は東西方向に石目があり、それに沿ってセリヤというくさびの様なものを打ち込む。

動画:セリヤ割りの様子
Real Player(300k)
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職人さんがセリヤをハンマーで叩き、カキーンッカキーンッという乾いた音が響く。セリヤが徐々に深くめり込んでいくと、途中で音が変わり、やがて、大きな青糠目石がパックリと2つに割れた。

発破の衝撃を期待するあまり、一見地味な作業の様に見えるが、ハンマー1つでこんな大きい石を割ってしまうのだから、やはり凄い。

凄い事は凄いけど、次はいよいよ発破の出番である。




おまけ DailyPortal Z カード
ウエブマスター危機一髪(NO.001)
採石場を見つめる川俣社長(NO.002)
ハンマーで割れ!(NO.003)

 

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