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特集


はっけんの水曜日
 
カマボコをつくろう

以前、ウインナーを作ったときから、ずっと考えていたのだけれど……。

カマボコ。
カマボコも、作ってみたかったのだ。

カマボコ、好きだ。板にへばりついたやつを、切って、醤油をつけて食べるのも、揚げたやつをちょっと網であぶって食べるのも、おいしい。
ビールなんか一緒に飲んだら、かなり幸せになれる。

しかし……「カマボコは魚のすり身から出来ている」というのは、知識として知っているワケだけれど、食べてみて、何の魚から出来ているのか、分からない。とくに板カマボコなんかサッパリだ。

ならば、自分で作ってみせようホトトギス、というわけで魚選びからスタート。


(text by 大塚幸代



郊外型、生鮮食品お買い物センター。
夢の300円均一コーナー。
ポンダラ購入。トビウオは小さくて高かったので却下。

埼玉で買い出し

ちょうど帰省していたので、買い出しは我が出身地・埼玉県にて。

鶴ヶ島インターチェンジ近くにある「お魚センター」(仮名)は、「料理の鉄人」なんかにも食材を提供していた有名なお店で、休日には観光バスも止まる名所……だったのだけれど、潰れてしまい、今は経営者が変わって、それなり〜に営業しているという店だ。
いかにも郊外型の、だだっぴろい店内には、大雑把に魚がディスプレイされている。が、平日だったこともあり、活気はゼロ。

かまぼこを作るには、タラ、サメ、トビウオ、ハモなど、白身の魚なら何でもいいそうだ。

同行してくれた母と、店内をウロウロ、見てまわる。

ひと皿300円コーナーに目がとまる。

「いろんな魚あるねえ」
「あるわねえ」
「これ、この魚、何だろ……」
「何かしらねえ」
「これアジだよね?」
「豆アジねえ」
「アジでカマボコ作れるかなあ?」
「美味しいと思うわよ。でもこんな小さい魚、始末するのが大変よ」
「いや、大変でもいいんだけど……」

とりあえず、遠くで作業している店員さんを大声で呼んで、袋に入れて、値札を付けてもらう。

「あ、あと……このポンダラっていうのも、ください、2匹」

カマボコといえばタラだろう、という発想のもと、テキトーに買ってしまった。大きさの割に安かったのが主な理由だ。

「お母さん、ポンダラって美味しいの?」
「タラの中では美味しいほうなんじゃないのかしらー。まあ、煮付けにすればね」
「大丈夫かなあ」
「大丈夫なんじゃないのー」

……ちょっと不安だ。


 

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