木登り、現実との直面
代々木公園をあとにして、お台場海浜公園に移動した。海やフジテレビを背景に、新たな気分で登ろうとしてみると、幹のそこらじゅうがダンゴムシにおおわれているのに気がついた。ひゃあ。これはちょっと登るのを遠慮したい物件。
ずっと登ることだけに夢中で気が付かなかったのだが、すでに手は泥だらけ、腕には擦り傷、ズボンには樹液がべっとり。ちょっと爽やかとは言えない状態だ。ダンゴムシのおかげで一気に我にかえった。
そういえば、さっき木の上で食べたご飯、高い場所でバランス取りながらドキドキして食べたせいか全然お腹いっぱいにならなかったな…。
夢みたいなことを現実にやっても、楽しいだけじゃないのかもしれない。木登りの世界にも理想と現実の大きなミゾが横たわっているのか。
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