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エキサイティング火曜日
 
寄席で1日過ごす

2階はこんな感じ。
謎のスーツ姿の人。
ローカル岡、ぼやくの図
寄席聞きに来たんで入れてくれ。入り込んできた猫。

2階席の幸福

お正月のような大入りの1階から、2階席へ移った。急な角度のついた段々は、お客の入りもぽつぽつで、閑散としていた。

1階席とくらべ、芸人さんの声が遠いというのもあり、演芸の鑑賞というより、自己との対話に来たみたいである。なんだか内省的にさせられる。

それとは関係なく演目は地上で進む。天上から見下ろし、下界の笑いに耳をかたむけつつ、1日あるいは数時間をゆるく過ごしている。

午後のあまり遅くない時間から来ていた、サラリーマン風の男性。なぜこんな時間に?いろいろ想像してしまう。

午後も6時を過ぎると、会社帰りのサラリーマン風な客層が若干増えてくる。男性1人で、というのが多い。会社のあと、閉演の9時まで、2,500円払って演芸を観に。なんだかわからないが、幸せそうである。

 

茨城なまりと芸の関係

2階からぼーっと観ていたら、茨城なまりの芸人が出てきた。ローカル岡。名前からして、という感じである。と、客席から「待ってました!」の声がかかる。

ネタは時事ネタをぼやきつついじるというものだが、なぜ「ぼやく」芸には茨城なまりがしっくり来るんだろう。某シローさん、某司郎さんも然り。

商売の話には関西言葉が似合う、などいわれる(例:「もうかりまっか」など)が、ぼやきには茨城弁がしっくりくるという仮説が成り立つ。一度研究してみる余地がありそうだ。


 

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