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特集


はっけんの水曜日
 
BMWが21円、ベトナム・コネタ集

●バイク!バイク!バイク!


とにかく多かったバイク。巨木でも容赦なしに白く塗らてた(ぶつかると危ないから)

大塚: バイクです。ほんとに事故多くて、事故ってるの3回見かけましたから こわかったです。
なんかねえ、他の交通手段を考えるっていう発想がないっつーか……街のサイズが、バイクでちょうどいい大きさになっちゃってるし、それがいけないのかも、とも思いました。
林: てっとりばやいんだろうなあ。
大塚:で、これが皆んなが乗ってる、ホンダドリーム号2。


林:……あ、いま調べたら、カブの輸出名がドリームなんですね。



林: このエンブレム屋さん、ぐっと来ますね。これはバイクに貼るんですか? 車じゃなくて?
大塚:いや、どこに貼ってもいいんじゃないですかねえ。
これ、ヤンシン市場っっていう、昔は軍モノ、今は電化製品を売ってる「男の観光市場」の、外側あたりにある店なんですけど。
林: もうなんでもアリですね。


かわいい。

大塚:国産とか中国産のバイクに、ホンダとかつけちゃうらしいですけど。
ここ、バイクマニアの人とかが行ったら、すごく楽しいのかも、と思いました。
林: ホンダのブランドってそんななんですか?
大塚:ホンダは絶大です。

花火屋の店先にも、バイク型花火。

ステッカー、BMWので3000ドン(21)円。

大塚: 私もステッカー買ってきました。すっごい堅い、金属みたいなので出来てるステッカーで。
林: 車とかに貼るやつだ。
大塚: これ、何につかえばいいんですかね? チャリに貼ろうかな。



●おそるべし子供番組VCD



大塚: 子供番組のVCD買ったんですけど、面白かったです。歌ありコメディありで。着ぐるみの気持ち悪さが、どれもグっときました。
林: 3匹の子豚のジャケ。ぶた、緊張感ないですねえー。間延びしたドラえもんみたいなのも、すごいですね。
大塚:子供が化粧して舞い踊るビデオとかもあるんですけど……日本って歌のおねえさんしか歌わないので、子供自身が歌ってるのが新鮮でした。
なんかこう、ほんとーに子供文化なんですよ。日本みたいに、大人のマニアを意識した視線がぜんぜん無いぶん、子供だましパワー炸裂で。コロコロコミックのギャグマンガみたいに、見てると疲労しちゃうっていうか……。
林: 子供だましっていいですねえー。



●V-POP


ジャケがこんなで、ヒップホップの人かなと思って買ったら、

中に入ってた付録の写真カードを見たら、どうもコスプレだったらしい。曲も歌謡曲であった。

大塚: あとポップス。あてずっぽうで1ダースくらい買ってきたんですけどねえ、ジャケ買いで。
ヒップホップの格好の歌謡曲の歌手はびっくりしました。だまされた。
林: このひと、すごく面白いですね。コスプレにしても、忍者と水兵さんはないだろう。?萬屋金之助か! スター!って感じですね。
大塚: 他にも写真あるんですよ。裸で肩にカメレオンのせてたり。
林: ははははは。
大塚:テニスルックとか。
VCDも低予算ですよ、どれもこれも。宇多田ヒカルの「ファーストラブ」を、4人組で歌ってるグループも新鮮でした。

宇多田さんの曲をカバーしてた4人組。歌は下手。

大塚:でもこれ、2002年リリースなんですよね。ホーチミンのいちばんでかい本屋のCDコーナーの棚でも、リリース年月日が古いのが多くて。
CD自体がそんなにたくさん出ていないのかもしれません。
林:カセットが多いとか?
大塚: いや、CDとVCD、DVDもありますよ。海外のアーティストの海賊版も、街角でいっぱい売ってましたし。プレーヤーは普及してるんですよ。
国内のアーティストは、ちゃんと歌のうまい人が売れてるようで、私が興味があるような、軽薄なアイドル文化は、まだこれからって感じみたいでした。
林: なるほど。

こんなオシャレなジャケのアーティストも。この方は歌も激ウマで、アメリカ進出するらしいよ。

大塚:で、なんか街中でかかってるポップスが、エイスオブベイスとか、ホイットニー・ヒューストンとかで、選曲が謎だったんですよねえ。
林:ああ、あれ、じゃあヒップホップとか水兵の人も、本気なんだ。
大塚:本気ですよ! あの人、歌はうまかったですよ。あくまで歌謡曲だけど。
中学生の子が出入りするような、アイドル屋さんものぞいてみたんですけど、「F4」とか、中華ポップスのアイドルのシールが多かったですねえ。
韓流が流行してるって噂には聞いてたんですけど、ヨン様とか、ほとんど出回ってませんでしたよ。
林: よくわかんないですね。なんか文化がぐるぐるしてるということでしょうか。
大塚: いや、ベトナムと中国との関係が深いというか。
タイポップスとかは、全然聴かなかったですねえ。スーパーに、タイのインスタントラーメンとかは、あったんですけどねえ。



●シルクバックの謎



大塚: 悩まされたのが、雑貨の値段です。バッグなんですけど。
同じデザインのバッグが、きれいなブティックでは15ドルで、市場では7ドルで、たくさん買うとオマケしてくれたりして、本当にまちまちで。
林: きれいなカバンですね。
大塚:デザインも盗み合ったりしてるようなので、同じに見えて、違うブツなのかもしれなくて。本当にねえ……疲れました。
こういうバッグって、日本人のために、日本人の好むデザインに作ってあるらしいんですよ。
林: なんだ。そうなのか。
大塚: 浅草で売ってるキモノガウンみたいなもんじゃないでしょうか。
林: それまたあんまりうれしくないですね。
大塚: ベトナムは雑貨天国っていいますけど、どうもなんか、とまどいがありました、ずっと。
林: ものの値段が決まってないって不安ですよね。オークションとかいまでも面倒だもん。このまえオークションで落札して入金し忘れてたら「あなたの評価が下がるかもしれません」ってメールもらって、青くなりましたよ。
大塚: でも、最近は「交渉制にすると、日本人はヒいて買わない」って学習したのかどうか、定価販売してるブティックもけっこうありましたよ。
だからですねえ、日本のブティックで、ベトナム雑貨が現地の30倍高く売ってても、別にいいや、苦労代だ、と思うようになりました。
林: 築地にいってセリで買えばもっと安いよ、って言われても行かないもんなあ。
大塚: 輸入を商売にしたら、また別の楽しみがあるのかもしれませんが、ホリデーで旅行して苦労するのが嫌だなーと思って。
会社員とかが、毎日毎日働いて、旅行に行けるのってせいぜい1年に1度でしょ。バックパッカーとか旅行の達人とかが、たまに「バカOLがぼられてる」みたいに書くけど、そういうの、ちょっと違うかなあって思って。
林: ?値段が決まってないのはその国のルールだとしても、まあ、単純にめんどくさいですよね。



●そのほか


展示は大雑把であった。ギロチンも、戦車も、ただ置いてあるのです

熱帯魚がタライに。さすが熱帯。

花環はたてながなんですねえ。

スナックランドっぽい場所は、やっぱりアジアの宝です

田島貴男に似てる紳士服モデル。

結婚式。写真とってました。レストランウエディングが多いようでした。

小粋なゴミバコ

DPE屋の見本。ベトナム美女は、こういう系統のお顔と、ソニンちゃんみたいなお顔のコが多かったような気が。

携帯はちいさい。通話中にひったくられないためらしい。

めし屋のイス。ちいさいです

空港で見かけたベトナム製ボンサイ、ボンサイはベトナムでメジャーな趣味らしいですよ

私のイチ押し、国営百貨店で買ったベトナム製香水、110000ドン(770円)。ベトナムっぽい高貴な香り

大塚: ……で、どうでしたか、ベトナムの写真は。
林:いちいちくどいですね。
大塚: 林さんがイメージしてたベトナムと、どう違いましたか。同じ?
林: おなじでした。ひとつひとつが濃くて派手でみっちりしてい見えるけど、全部がそうなんで、バランスがとれてる感じ。
大塚: そうっすか。
私は途上国への旅がとにかく初めてだったので、思うとこ多々ありました。
あと、日本文化がどうやって他のアジア圏に流れていくのか、もっと調べたいっつーか、やっぱ中国大陸を見たいなあと思いました。ゲームの100イン1が、賞味はいくらで作られているのか、とか。
林: ま、大塚さんは、ベトナムも国内も同じトーンで旅している気がしますよ。
大塚:そうかなー。
……しかし中国行きたい。また航空券当てたいですね!
林:俺も当てるぞー!
大塚:っていうか、当サイトにチケットをポンとくれる、スポンサーさんいないかなー。
林:プリーズ・メール・ミー!
大塚:おきがるに!


 

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