かつて私の父も2時間半かけて埼玉の山間の実家から東京の築地まで通勤していたのだが、同僚がコートを脱ぐころになっても父だけコート着用の重装備で通勤していたそうだ。
「田舎者扱いされちゃってしかたないよ。途中でコインロッカーにコート預けようかと思うよ」などとこぼしていた。
コインロッカーに預けたい思いが同じかどうかは分からないが、遠方から通勤する皆さんの装備の厚さがこれで確認された。一刻も早く父に大勢の同士の存在を伝えようと思う。
きっと、このまましばらくして春が近づけば、都心に近い所から徐々に上野原や、うちの実家など、遠距離通勤方面へ向かって手袋率がゼロパーセントになっていくんだろう。さくら前線の前に、脱手袋前線が路線を伝う。
何しろ早く暖かくなって欲しいもんですな! |