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特集


フェティッシュの火曜日
 
駅舎と串カツとひょうたんと〜養老

ひたすら何かを求め歩く

ない。駅前には銀行のような施設はなく、郵便局はあるが自分は郵便局に口座がないのだった。コンビニ!あるいはJA!頭の隅に「お金ない」というひもじさを感じつつ、まあなんとかなるさ的姿勢で、のんきに「ひょうたん探し」を始める。


駅前に堂々とひょうたん。
前出の喫茶店にもひょうたん。
喫茶店の壁にもこのような陽気なくりぬき模様。
もちろん七味入れはひょうたん。
これはたぶん「千成(せんなり)」ひょうたんから来ているのだろう。

やがて、県道56号線を歩くとあった、あったサークルK様。「銀行ATM」と書いてある。


よかった・・・。ひょうたん買うお金と帰りの切符代を下ろそう・・・。

いや、大変失礼しました。お恥ずかしい限りです。

ここ養老も駅前は少々さびしい気がしたが、県道は車の往来が激しく、自分の地元を彷彿とさせた。

そんな激しい通りを、そろそろと役場方面に行ってみる。


年季の入った陸橋。

周囲はこんな感じ。養老山地が雨に煙る。
途中、こんな看板を発見。お金下ろした勢いでステーキでも食べて力つけるか!と思ったら・・・
レストランじゃなくて、精肉専門店だった・・・。でも店頭に魅力的な屋台。ちょうど雨も降ってきた。
雨宿りしながら、串カツと豚ネギマを。

養老の豚〜。やわらかく適度にしまりがあって、したたるようにうまい。

串カツは、名古屋でもよく食べた。関東の串カツは、間にたまねぎが入っているが、こちらは全て肉だ。それがうまい。

自分は昔から、関東の串カツには「だまされた!」と思っている。初めて食べたとき、肉の次がなにやら甘いたまねぎで、なんだか気落ちした記憶があって、それを今も引きずっているのだ。串に刺したとたんにネギを挟むなんて!
なので、こっちの串カツのほうが私は好きだ。こっちのは裏切らない。

さて、町を歩きながら家々を眺めてみると、ちょっと変わったしるしがあるのに気がついた。切妻屋根(2面の屋根が合わさったシンプルな屋根)の家の妻面(切妻の、屋根の無いほうの壁面)に、ぽこっと「おへそ」のようなものが出ている。あれはいったいなんだ。


8角形のや、
これまた家みたいな5角形のや、
青い5角形のや、
これまた屋根がついたようなのや。

通気口でもないし(ふさがってる)、梁がそこに通っているのだろうか。わりと古い家や、新しくても伝統的なスタイルの家に多かった。地元の方に訪ねても、「年寄りじゃないとわかんないねぇ」と言われてしまった。

どなたかご存知の方いらしたらお教えください。

さて、いよいよひょうたんである。


 

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