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特集


ロマンの木曜日
 
腰低会(ようていかい)

見守る会のおつまみは奇麗になくなっている
最終トラップの藤原君

最後のトラップ

つくね、ししゃもと迫りくる障害を次々とクリアしていった腰低の皆さん。
ここで我々は奇数での注文を一旦止めた。刺身盛り、小龍包、焼き鳥、と人数分の注文を続け、腰低の皆さんの油断を誘ったのだ。

そして、開始から1時間12分が経過した。

手羽先4人分が腰低の皆さんのテーブルに並ぶタイミングを見計らい、我々は最終トラップを仕掛けた。

最後の刺客はライターの藤原君だ。
デイリーポータルライター陣の中で最年少の18才。まだまだ食べ盛りである。

せっかく手羽先が4本あるのに、食べ盛りの青年が混ざってしまう。

どうする? 腰低会。


腰低じゃない人物が1人混ざった

藤原君はこちらの目論み通り、見守る会の席にいた時と同じペースでおつまみを食べていく。


まずは手羽先を 中トロを
メンチカツを ヒラメを

とにかく良く食べる藤原君。それまで腰低会に流れていた暗黙のバランスが崩れていく。

しかし、腰低会の皆さんの腰低は底が深い。
住んでいる所の話、好きな音楽の話と次々に話題を振っていく。普段から無口なタイプの藤原君が徐々に場の雰囲気に馴染んでいくのがモニター越しに見て取れた。

 

今、一人の青年が腰低へと脱皮しようとしている。

そんな素晴らしい瞬間を、我々腰低を見守る会は目撃する事が出来た。


腰低会を終えて。やっぱりおじぎで顔がぶれる腰低の皆さん

 

腰低ってすばらしい!

腰の低い人たちの飲み会を見守った。そして、皆さんの気遣い、譲り合い、思いやりを目の当たりにし、腰低の素晴らしさを実感出来た。皆さんをお誘いする際、「大人力の高い人たちの飲み会を」とお伝えしていたが、結果的に「腰低」≒「大人力」という事が分かった。そして、世の中の人たちがみんな腰低になれば、争いのない楽しい社会になるのに、とも思った。ビバ腰低!!

2次会に誘導する林さん。腰が低くなってる


 

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