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特集


フェティッシュの火曜日
 
1万円のカレー
3軒目 Kingデリー 「カシミールカレー」

むせていた。熊くん、もしかして辛いもの苦手?


ボディブローのように効いてくる萬カレー

3軒目は本格インドカレー、4軒目はちょっとかえてカレー焼きそばをチョイス。

熊 「いろんなカレーを食べると、最初に食べた1万円のカレーの味を忘れそうですね」
熊 「胃のなかで1万円のカレーと600円のカレーが混ざってるんですよね」
熊 「いちまんえん…」

熊くんの発言のふしぶしに1万円が出てくる。という僕も時間が経つほどに1万円のことを考えている。

  • 飲みに行って2次会行ってタクシーで帰ってきたと思えばいい
  • いや、飲みに行ってないぞ
  • こんど1回行くの我慢すればいいんだ
  • 我慢するのやだ。

カレーも(すごい肉も!)美味しかったのだが、心の奥底で戸惑いを隠せない。満足だ!でも…満足だ!でも…(以下繰り返し)。

4軒目 皆喜多亭 「カレーやきそば」
カレーシューマイ。カレーを食べ過ぎたため、カレーの味がしたのかよく分からず

日本中のカレーが展示してある。大興奮

こっちを見てもカレー。

あ、このスパイスは…

カレーのにおいがしますよ!(後に勘違いと判明)


カレー3皿食べて、おみやげにカレー買う

カレーミュージアム内のおみやげコーナー「マサラヤ」に寄る。日本中のレトルトカレーが展示・販売されていてこれだけでも興奮する(展示だけで販売してないカレーもあります)。

熊くんは家でカレー作るときもカレーミュージアムのアイテムを使うという。

熊 「タマネギ30分いためて自分でカレー作るんですがけど、最後にカレーミュージアムでもらった秘伝のスパイスを入れるんです」
林 「なにそれ?」
熊 「ここの館長が調合したひみつの粉があるんですよ。カレーのスタンプラリーが昔あって、全制覇するともらえるすごいスパイスなんです。」
林 「売ってないの?」
熊 「レアです。激レアです」

レトルト以外にも粉のスパイスコーナーもあるのか…、と思ったら熊くんが粉のスパイスを持ってたたずんでいる。

熊 「あ、これ、たぶん同じのだ…」

いや、粉は一緒でもスタンプラリーで集めた熊くんのアイテムはプライスレスだよ。景品だし。

 

Tシャツはカレーで染めてあるのか…?

おみやげTシャツの色が目についた。妙に質感のある黄色。これはもしかしてカレー粉で染めたのではないだろうか(このページを参照)。熊くんに話すと彼も興奮している。

熊 「これ、きっとそうですよ!においしますよ。ほら」

店員さんに聞いてみる。

店員さん 「そう…ではないですね。そうだったら面白いですが…。い、いや、万が一ってことがあるので確認してみます」

(ちょうど歩いてきた別の店員さんに聞いている)

別の店員さん 「じゃないですね(きっぱり)」

Tシャツにかぶりつきでにおいをかいでいた熊くんだけが取り残された。


まだ引きずってる

カレーを食べて5日経ったが今日も1万円カレーのことを3回思い出した。書店で本を買ってレジでお金を払うとき、あのカレーの6分の1の値段だ、とか、財布に入ってるお金が予想よりも少なくて、ああそうだ、1万円のカレーを食べたからだ、とか。

熊くんもいろんな人にその話をしているらしい。英語の先生に話して crazy といわれたらしい。

「一万円のカレーを食べるには、財力だけではなく、余裕を持てるだけの大人の精神力が必要ですね」

と熊くん。確かにそうかもしれない。

興奮してふたりともカレー全体が写ってる写真を撮ってなかった。寄った写真ばかり。

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横濱カレーミュージアム
神奈川県横浜市中区伊勢佐木町1−2−3
電話 045-250-0833
https://www.currymuseum.com/
営業時間 11:00〜22:00(ラストオーダー 21:40)
※レストラン店舗は11:00〜21:30(ラストオーダー 21:00)

萬カレーは好評につき2005年12月末日まで延長。みなさんも自腹1万円カレーにチャレンジしてください。萬カレーは2日前までに要予約です。


 

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