■南国リゾート風
南国の遺跡風なラブホテル。バリとかそこらあたりか。
お城タイプが切り開いたラブホテルに求められる非日常の演出という点からすれば、バリエーションとして南国リゾート様式の採用はさもありなんといったところだ。
「たぶん内装も南国風なんだろうねー」 「そうだねー」 「入ってみないとそれは分からないよねー」 「まあ、入るまでもないでしょう」
やっぱりだめか。
南国風な植栽がこれ見よがしに植えてあるラブホテルを多く見かけた。
建築自体は南国風ではないが、入り口にはやっぱりソテツが。
椰子の木をシンボルマークとしたラブホテル。様式も何となくサザーンリゾートの風情。
ラスタカラーなラブホテル。もちろん南国風植栽も欠かさない。
「ねえ、隣のクルマ、やっちゃってるよ」
■電飾に対する考察
縁取り電飾の典型的な例。
昼間見ると普通だが、夜になるとこのとおり。夜の集客をメインとし、かつ車で通りかかる人へのアピールを重視する業態ならではの過剰電飾。嫌いじゃない。
■とりあえず、岩
建築の角に、なぜか岩。あまつさえブルーなライトアップ。
こちらはその名も「THE ROCK」。監獄をテーマとしたラブホテルのようだ。
お城やリゾートが無難な非日常演出だとしたら、岩使いラブホテルのそれは「ワイルド」方面にあるのだろう。
「ちょっと倦怠期の2人が利用したりするのかしらね」
ようするに、ぼくにはまだ早いという意味か。またもややんわりと断られたか。