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特集


ひらめきの月曜日
 
五目しらべ


五目ラストスパート

用事があって京都に行ってきた。てっきり五目の件は「一旦休止」とばかり思っていたのだが、品川駅の新幹線乗り場で、再び五目の世界へと引き戻されてしまった。

つい覗いてしまったのが運の尽き
「五目に呼ばれた」としか言いようがない
キュウリが効いてますな
とにかく「具だくさん」なタイプの五目ってことは分かる

まさか駅弁の周辺に五目があったとは。

嬉しいようなガッカリしたような複雑な気持ちになりながら、当然のように五目太巻きを購入。さっそく新幹線のなかで食べる。

具はご覧の通りの5品目。色彩的に美しく、味的にもバランスが取れていて、非常に美味。特に、鶏のそぼろとキュウリの組み合わせが最高だ。

太巻きの具の組み合わせなんていくらでもありそうだが、これはいい。これは素晴らしい五目だ。是非真似したい。

用事はさっさと済み、東京へと帰る日。京都の駅ビルで、帰りの新幹線で食べるツマミでも…と物色していたら、またも五目に遭遇した。今度は「おこわ」である。

普段、おこわなんて全くと言っていいほど食べないので、具の想像がつかない。

こちらも当然のようにホカホカのおこわを購入。いやー、いろいろと入ってました。それにしても味が染みた椎茸や油揚げって、つくづくウマイですね。

結局、家に帰ってから実況検分
この後、小さな鶏肉を発掘。計9品目

考えを改めました

いままで、どちらかというと五目を避けてきた。なんとなく、スペシャル感に欠く存在として捉えていたのだ。だが、今回あれこれと食べてみて、考えが変わった。

「五目」といっても、料理法はもちろん、作り手によって中身は様々だ。ここに各家庭の味とか、店の個性が反映されるのだろう。これからは積極的に五目を注文してみたい。いろんな物が入っていてお得だし。

結局あれだ、辞書が言ってることは、まったくもって正しかったことになる。確かに「いろいろな具」以外、言いようがない。まったく、便利な言葉です。


 

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