量り売りのお店は意外に少なかった。 さて、今まで量り売りのスポットを紹介させていただいたが、今回量り売りのお店についていろいろ調べた結果、思ったことは、量り売りのお店はそれほどない、ということだ。 量り売りの古着屋に取材にいったところ、以前は量り売りを行っていたがもうやめてしまったと言われた。 どうやら量り売りは将来消えていくかもしれない文化なのかも。 そこで、今後量り売りのお店が増えてくれることを祈って量り売りのすばらしさを分かりやすくプレゼンしてみたいと思う。ちょっと急展開だけど、4ページめまで付き合ってくれた読者を信じ、進めています。
僕の思う“量り売り”のよいところ-1 下の写真は百均ショップで売っている30色のカラーペンだ。30色のカラーペンが100円で買える。デフレ時代の恩恵である。
今でもじゅうぶん魅力的な商品だ。が、これを量り売りにするとこうなる。
カラーペンの重さを量って計算すると、このカラーペンの値段は10gあたり約6円という計算になった。
そこで『かごの中の品 10g 6円』というポップを作ってみた。(手書きで申し訳ない)
どうだろう? 量り売りにしたところでぐっと安く感じられないだろうか? また、量を自由に選べる、というお得感もでてくる。つまり……
・同じ価格であっても量り売りのほうがお得感がある。
ということだ。もう一つ例を示したいと思う。
僕の思う“量り売り”のよいところ-2
続いても100均の商品、老眼用のめがねだ。
めがね100円。今でもじゅうぶんにお得な買い物である。で、これを量り売りにするとこうなる。
カラーペンと同様に計算して値札をつけてみた。 メガネはとても軽く、百均のメガネ約3個半で100g。100gあたり345円という計算になった。 かごの中のメガネ、どれを選んでも100g345円だ。お得感もさることながら、ジャンク感というか、グラム売りしちゃうのかよ!? という大ざっぱさが感じられる。 これは古本でも、時計でも何でもいい。とにかく普段グラム売りしないものであればすべて有効である。つまり……
・量り売りには独特の大ざっぱさがあって気持ちいい。
特に僕はこの独特の大ざっぱさが量り売りの一番良いところだと思っている。
というわけで『量り売り』の魅力をいろいろご紹介させていただきました。僕がひとりで盛り上がっていたようなきらいもある気がするのだが、皆さんは量り売りの魅力をディスカバーしていただけただろうか。
外国、特にヨーロッパ等では量り売りがとても多いという。必要な分だけ買えるので環境に優しいと言われているらしい。 というわけで次回は「ディスカバー・量り売り in ヨーロッパ」をお届けします。さようなら。