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特集


ちしきの金曜日
 
「私がスキなら○○してよ」に勝手にこたえる

ケース3:「私がスキなら、奥さんと別れて」

 ここでは比較的観念的に確かめられる問いについて検証していこう。まずはヘビーというかダークというか、リアル路線の要望。


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 これはまずい。おもしろ半分で試せない。うん、無理無理。

 

ケース4:「私がスキなら、この紙にハンコ捺して」


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 これもやばい。先ほどの比べても、愛からかなり遠ざかっていると思う。冷静になったほうがいい。

 

ケース5:「私がスキなら、手料理食べて」

 いろいろ想定してみたが、どうして悲惨なことになりそうなものばかり試してしまったのか。もっとかわいらしく、実りあるような要求だってあるだろう。そこで編み出したのが「私がスキなら手料理食べて」。

 今回の試みで初の、言われてうれしい感じの要求。言われたことがない分、妄想は広がる。こういうセリフを言うほうの女の子も方も、自分ならではの工夫をしたりして、いつもよりがんばってつくっちゃったりするのだろう。

 そういうわけで、シチュエーションをよく妻に説明した上で、ある日の夕食をそういうテーマで作ってくれるように頼んでおいた。

 そして、出てきたのがこれだ。


オーソドックスなメニュー&ラブリー感

 おお、こんなのはじめて。ソテーしたニンジンがハート型になっている。いかにもな感じ、さらにやらせとわかっていても、ちょっとうれしいかもなどと思ってしまう。カレーというメニューもいかにもそれっぽい。

 ただひとつ、よく見ると気になることが。


見慣れない具が

 なんだろう、これ。うーん、と思って箸でつかんで取り出してみる。


カレーの中にいる君を見るのは初めて

 こんにゃくだ。うーん、カレーライスもこんにゃくも普通に好きだけど、別に一緒に食べたいと思ったことはない。妻いわく、「自分ならではの工夫ってことだったから」。

 そういえば言った覚えがある。「私がスキなら手料理食べて」というシチュエーション、変に奇抜な工夫をしてしまうことも確かにありそうだ。


好物のワンタンスープの具も
やっぱり君か

「う、うん、なんだか意外とうまいね!」。そう言うべき場面であるだろうし、奇抜な割には結構おいしかったので、嘘を言っているわけにはならないとも思う。



 

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