混乱します
「おでんを食べに来たからには、おでんの方の入口から入ろう」と暖簾をくぐった。
遠くに、パンが陳列されているのが見える。なんと中はパン屋と繋がっていた。入口が2つで中は1つ。何も知らないお客さんが来たら、かなり驚く構造だと思う。
席に着き、おでんを食べに来たことを告げると「どうぞどうぞ」と鍋のところへ促してくれた。やはりここも、好きにおでんを取るシステムの模様。
「パン屋さんでおでんって珍しいですよね」と言うと、お店の方は「いやぁ、そうですねぇ、ははは」と笑うばかり。
アイスコーヒーなどのソフトドリンクも注文できるようだったが、私たちはパン屋の陣地で売られているペットボトルのお茶を買って、おでんを食べながら飲んだ。
遠くにパンを見ながら、おでん。…なんだ、この状況は。 |