こうやって空が見渡せるところに来ると、故郷の群馬を思い出す。いや、私の思い出す場所は、例えば 「智恵子抄」 で智恵子が思いを馳せるような大きな空というわけでなく、高校からの帰り道、自転車で橋の上から遠くに見える街並みを眺めていたときのような空だ。
(心の声・・・ルルルルル・・・
あのころも、遠くの空を見ては 「誰かがこの空のどこかで待ってる気がする」 とか漠然と考えてたなあ。対象になるような人はいなかったけど、なぜか空を見ると焦燥感とか、寂寥感が襲ってきたっけなあ・・・ちあきなおみさん、また歌って・・・ルルルルル) |