歩き旅のコツ
荷物を背負っての歩き旅は、肩と足へのストレスが半端ない。
しかし、それも装備次第では大きく軽減できる。
僕は予算が・・・、と言って、装備にかけるお金をケチっていた。
ドンキ・ホーテーで買った2000円のバッグに、靴は前から履いていたスニーカーを流用。
荷物を背負っている肩が最初にいかれた。
肩に食い込むようなストラップのせいで、もう初日の午後くらいから、鈍く重い痛みが常につきまとうようになった。
それをないものにしてくれたのが、キャリー、荷物を載せてコロコロ転がして引くヤツ。
正に肩の荷がおりて、快適に進めるようになった。
ただ、キャリーの欠点は、舗装路以外、山道ではまったく役に立たず、正にお荷物になる。
この欠点が大きく、キャリーはすぐに手放した。
ドンキで買ったバッグも途中で手放した。
ちゃんとしたバッグを買ったからだ。
新しいバッグは腰で背負うことができ、肩への負担が驚くほど減った。
今まで、1時間も連続で背負っていることができなかった荷物だったが、バッグを替えたら2時間くらいは背負いつづけることができるようになった。
また、途中で靴も買い替えた。
スニーカーがつぶれた為、新しくウォーキング用のシューズを買った。
軽いし、足裏へのストレスが軽減した。
装備にかけるお金はケチってはいけないとつくづく思う。
菅笠は日差しを防いでくれるが、風にあおられてウザイので、2日目からはもうつけなくなった。
杖を2本持つようになった。
2丁杖は四駆のようなもの、山道を登るとき下るとき、両方で効果を発揮する。
一度使うとやめられなくなる、なのに2丁杖の人は僕以外は、僕のお師匠さん以外見かけることはなかった。
もし、歩きお遍路をやる機会があれば、2丁杖試してみてください、はまると思います。
歩き旅において大きな障害となるのが、足裏のマメ。
休憩時は靴も靴下も脱ぐ、午前と午後で靴下を替える、テーピングを貼るなど予防にはかなり気を使っていたはずなのだが、後半はマメに悩まされることがしばしば。
マメができたら針などを使ってその日のうちにつぶす、それでも次の日にはまた同じ場所にできる。
マメができない靴、そんなのがあれば3万円出してでも買いたい。 |