酔うと詩人になります
酔っているときの文章はロマンチックだけど陳腐で、自分に酔っていて、くどい。これは主に僕の話だが、ほかの人たちもそうだろうか。目の前にいる酔っぱらいに「仕事の愚痴」というテーマで短い文章を書いてもらった。全員、呼気中のアルコール濃度は1.00mg/l である。
これぞ酔っぱらいの文章!とひざを打ちたくなるような(うってないけど)作品が集まったので注釈つきで紹介します。
みんな大変だと思う(*1)。ごみの日は週に何回かしかないし、おしっこもくさい。それは等しくある中で仕事をしなければならないわけで。 しかしまじめな仕事をしている自分を今でも想像する。「売りだ!かいだ!」と経済を動かしてみたい。あとさ(*2)、男は肉じゃがに弱いというけど、あれは「じゃが」が「ジャガー」と関係あるから。
しかし、幸せって何かね? と問い正したくなる今日この頃、皆様はいかがおすごしでしょうか。私は恋に戸惑う狩人と申しましょうか(*3)。最近、関節が痛みます。あ、あと色んな所がかゆいです。どうしたらいいでしょう? ラナケインかな(*4)。
というわけで(*5)、僕は昔、インコかってました。名前はララちゃんといいます。 ララちゃんは死ぬ前の日、こたつの中で僕に甘えてきました。 次の日、冷たくなって横たわるララちゃんを見て、僕は泣きました。 僕は家の裏にある土があるところに、ララちゃんを埋めました。 しばらくたってから掘り返すと骨が出てきました。細い骨だなあと思いました(*6)。
酔ったら寝る
酔って文章を書くのもだめだし、イラストもだめだ。じゃあと思ってエクセルでグラフを作ろうとしたがなんどやってもできなかった。棒グラフのつもりがが円グラフになっていた。酔ってるときは寝るのがいちばんだ。
でもこの日の翌朝おきてもまだ0.38mg/lでした。お酒ってすごいね。
撮影協力:京菜 港区南青山2‐12‐15 青山2丁目ビル2F 03-3478‐6228