忍術9・大量の忍者道具を携帯する
さまざまな忍術道具たちを携帯しておくのも重要な技術だ。現代においても、携帯、ペットボトル、ノートなど、ポケットには収まらないけどバッグを持つまでもないしなー、ポーチみたいなの買おっかなー、という危機はまま訪れる。それらをコンパクトに携帯し、危機を乗り越えるのが傘忍者なのだ!
石川
コンパクトに収納できる便利さもさることながら、ワンタッチで開いたときに秘密道具がたくさん出てくる爽快感、動画で感じていただけただろうか。これが忍法「無限収納」だ。
大北
話を聞いた時から怪しいとは思っていたが、忍法○○と名前がついた時点で背筋に薄ら寒いものを感じた。しかし本人が良いと思っているのであれば、そこを伸ばしてあげたいと思う。
忍術10・敵の情報を盗みだす
情報収集は諜報員としての忍者の重大な使命だ。そこで傘をパラボラアンテナ代わりにして、BS放送やCS放送、そしてときにはWOWOWなどの別途契約が必要なチャンネルまでも無料で受信するのだ!
イマジネーションを最大限に高めて、放送の受信を試みる。
忍術11・手の届かないところの物を取る
忍者といえど暮らしは質素。小額の金品も大切な軍資金足りえる。現代における傘忍者においても金は何より重要であり、世の中銭やで、と日付の変わるころスナックのママに語りかけるのが日課となるほどなのだ!
自販機の下の小銭を傘で取る。
忍術12・ハトを驚かす
忍者といえど都市におけるハトの被害には悩まされるもの。糞の被害、ベランダでの巣作りなど、現代の忍者が戦うべき最大の敵はハトであるといえるのだ!
大成功。
大成功である。
忍術13・肩こりをほぐす
日々、失敗を許されない任務で緊張が解けることのない忍者達。肩も凝るというものだ!
傘の柄のカーブを使って肩を指圧すればいいと思う。
石川くんと出会ったのは18の頃なのだが、こうして見ると老けたなあという思いだ。が、それが忍者というのなら、それは仕方ないじゃないか。
傘は傘
忍者に関する文献を読んでいると、本当かよ、というような事例がいくつも存在する。謎が謎を呼び、忍者の存在自体がオカルトになってしまう前に、こうした本格的な忍者を示せたことは大変意義深かった。
そして最後に、ちゃぶ台をひっくり返すようで申し訳ないが、傘は雨を守るものであり、それ以上でもなければそれ以下でもないということが分かっただけでも収穫ではないだろうか。