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フェティッシュの火曜日
 
酒飲んで東海道



ルール4・人を増やしてもいい


救世主の登場

 大北

 つらくなってきたところで助っ人を呼ぶことに。お仲間の宮城マリオさんは酒量もさることながら立派なおひげが外人ライクでまさに助っ人外人と呼ぶにふさわしい。「手で温めておきました」と甘いお酒をさっと手渡す。


駆けつけ一杯、持てあましていた2本の酒を笑顔で飲み干す宮城さん。た、頼もしい

そしていきなりウィスキーのボトルに挑む宮城さん。圧倒的なパワーと頭の悪さを発揮するこれぞ助っ人外人。

いっぽう石川は酔いどれ。もうなに撮ってるんだかよくわからない

アルコールチェッカーの写真も、肝心の数字が撮れてない


白金高輪で買った酒

助っ人外人の健闘で5本を消化。

(五反田) ← ← ← ← ← ← ← ← ← ← 白金高輪 ← ← ← ← ← ← ← ← ← ← ← ← (三田)

 

大北は「おウコンさま」「ウコンのおかげ」と当日コロコロ名称が変わっていったウコンの力を。

五反田 煮凝りのような空気の中、宮城さんのみ絶好調

 石川

日も暮れかけてきたところで、ついに山の手線内を脱出。

もうこの辺からよく覚えてない。

 大北

駅前の酒屋ラッシュには泣きそうになった。焼酎が口に合わず一口でリバースを検討。今度は完全に「後向き」の方だ。

焼酎は宮城さんが飲んでくれて助かった。さすが助っ人外人、と褒めるととてもうれしがってくれる宮城さん。巨人軍にいた助っ人外人トマソンのことを熱く語り始める。この人ほんと良い人だなー、よく分かんないけど。


立て続けに飲み干していく宮城さん。そんなに飲んで大丈夫なのか。と、あとから写真を見てみてはじめて思った
しゃっくりを止めるのだ、と変な姿勢で水を飲む大北。

 大北

宮城さんがどうしても行きたい、とアウトレットの靴屋に行く。真剣に靴を見定める宮城さんは、完全に業者の目をしていた。

宮城さんが54−71というバンドの大好きな曲について説明してくれた。手ギターも交え、熱く訴えかけてくれるのだが正直あんまり伝わらない。今度CDを貸してくれるそうだがあまり楽しみではない。

一方石川には動きがない。普段の彼は飲むとへべれけになって前後に揺れる、という特徴があるのだが今日に限っては無言のまま不動。そういう抗議運動だったんだろうか。

 石川

憶えてない。


五反田で買った酒

6本を購入しほぼ宮城さんが消化。顔がたくさん写っているのは、毎回ポーズをとってくれる宮城さんのサービス精神。

(戸越銀座) ← ← ← ← ← ← ← ← ← ← ← ← 五反田 ← ← ← ← ← ← ← ← ← ← ← ← ← (白金高輪)

 

すっかり暗くなったところでフラフラとたどり着いた戸越銀座

力尽き果てたスリーエフの前で終了に

戸越銀座 ボロボロ、ゴミのように

 大北

午後6時前。戸越銀座交差点スリーエフ前にて。どろどろである。疲れもだるんだるんで乳酸ギチギチである。

無理して進んでこの先に一体何があるというのか。戸越6丁目があるだけではないのか。一人元気な宮城さんを置いておいてここらで終わりにしよう。

 石川

記憶はおぼろげだが、何か食べ物をとコロッケを買っていったん店を出たところで、終了の合図。「もう無理して飲まなくていいんだ」という開放感でいっぱいだ。


全22本。並べてみると「ショボい」の一言。

出発前の大北
終了後。何かはわからないが「常習者」という言葉がぴったりに

出発前の石川
うつろな表情に背景のゴミ箱がよく似合う

アルコールチェッカーの数字の推移(途中から酔っぱらって測ってない)


日本ではちょうどいい感じに酒が手に入る

結局、3人がかりで行けたのは戸越銀座までだった。距離にしてだいたい11km。
飲み歩きのみちのり

歩いて11キロといえば結構な距離だ。それだけ歩けるんだから、酒の手に入りやすさもちょうどいいんじゃないだろうか。なんかそんな感じの結論でいいじゃないか。

「飲み歩くのが楽しそう」という理由ではじめたこの企画、やってみたら思いのほか辛かった。その日は寝るまで頭が痛かった。帰りに忘れ物をして戸越銀座まで戻ったりもした。 得られた教訓はこれだけだ。

「酒飲みながら運動をするな」
「一日中飲むな」
「無理して飲むな」

知ってる。全部やる前から知ってる。 収穫ゼロの虚脱感の中、この記事を締めくくりたい。
終了後マクドナルドにて

 大北

終了後のこの2人がひどかった。熱く大好きな曲について語る助っ人外人の隣で死人のような男。今度CD貸しますよ!とおれに回ってくるはずだったCDがなぜか石川に。石川が泥人形のような顔をぴくりとも動かさずに「…おねがいします。」とつぶやくと宮城さんは大喜び。傍から見てると何が楽しいのかさっぱり分からない素敵な2人だった。

 



 
 
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