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フェティッシュの火曜日
 
エイリアンごっこを自動化する

試行錯誤の時間がやってまいりました

タスキがからまらないよう始末し、何度か試験。そのたびにネジがゆるんだり部品がつっかえたりといろいろ不具合が発生し、直すたびにまた動作確認。それだけで小1時間ほど費やし、やっと服を着て動作させてみる段階に。

しかし、またここで致命的なエラー。


服に、入らない。
入っても、動作しない・・・。

だいたいあの「エイリアン」は、長袖服を内側からのばして、ぱつんぱつんにしながら行うものだった。そのせいで服がビヨビヨに伸びてしまうものだった。よってプラ段ボールくらいの強度じゃ、動かなくなっても当然なのだ。しかしどうにかして成功させたい。でなければこの装置はいったいなんだこれ、ということになってしまう。そうなったらなったで「肩たたきマシンを作ってみた」というタイトルに変更だ!

テープを巻いて少しでも滑りをよくしたりと、またも試行錯誤すること数時間。

アームを削ること数回。ネジ位置の微調整や服の着せ方も調整するが、どうしても「服を着た状態から腕を引っこ抜いて、ふところで上下にバタバタ」ができない。かろうじて撮れた絵がこれである。



ジャージを前後ろに羽織って、やっとのことそれらしい動きをさせることに成功したわけだ。映像ではわかりづらいかもしれないが、胸のところで小さいアームが、袖を結んで大きいアームが交互に上下運動をしているのがわかるだろうか。

私の両腕はフリーのまま「エイリアン」だけが動いている。実用化に向けて、小さいが大きな一歩を踏み出した瞬間ともいえる。今後この分野での更なる研究が待たれよう。


結局アームはここまで軽量化。もはや次世代。


 
 
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