チャレンジメニュー開始
まず試すのは「イワシの缶詰」だ。レモンのスープで煮込まれたイワシ缶に、今回はウォッカをかけてフランベしてみよう。
唯一の心配はウォッカに香りらしい香りがないことだが、せっかくあれこれアルコールを買ってきたのだ。いろいろと試してみないと損じゃないか。
投入したのはいいが炎が出ない。ん? 量が少なかったのかな? と思っているところに、ガスバーナーを手にした玉置さんが缶に直接火を入れた。
途端に勢いよく燃え上がるイワシ缶。
今回は、さすがにステーキの時のように心が浮き立たない。なんたってウォッカですしね。正直、期待もしてませんしね。
ところで、今回の合同撮影会で何が意外だったかって、大山さん(団地界の偉い人)の食に対する勇猛果敢な姿勢だ。「わー、食べる!」「これ、うまい!」など、リアクションが本当に素晴らしい。
そして、やる気なく地べたに置かれたイワシ缶に一番に反応したのも、やはり大山さんであった。
やはり味も香りもしないお酒はフランベには向かないようだ。燃え上がる炎を楽しむ「ファイアーショー」ならいざ知らず、これじゃまったく意味がない。
ちょっと休憩
何品か続けざまにフランベしてきたので、ちょっと休憩することにしよう。用意したのはレディーボーデンの大きなバニラアイスである。
本当はここで皆さんに、以前取材した油専門店で買ってきた「アイスにかけて食べるとおいしいパンプキンシードオイル」を振る舞う予定だったのだが、肝心の油を忘れるという大失態を演じてしまった。
が、これがべらぼうにウマかった。ガッカリから一気に興奮する私と大山さん。「カルヴァドスいいですねー。買って帰ろうかなー」とまで言っていた。
うめえ、うめえと食べていたら、酒飲みの工藤さんもやってきた。やはり「うまい」と言う。それを聞きつけた乙幡さんも輪に加わり「おお、いいっすねー!」と声を上げる。
どんどん広がるブランデーアイスの会。いや、フランベが目的なのだからこれを燃やすべきだったのかもしれない。でも今回は器を用意できなかったこともあって止めておいた。
だって、燃やさなくても十分おいしいんですもの。
やっぱりおいしい物は大勢で食べると楽しいですね。うまさ2割増です。
さあ、再びフランベに戻ろう
ここらで、ちょっと腹に溜まるものを食べたくなってきた。たとえばサバ寿司なんてどうでしょう。
ええ、もちろんしますよ。フランベ。