鍬(くわ)焼きを作ってみよう!
なかなかイイ感じに作れた鋤(すき)焼き。農具を利用して料理するなんて、昔の人はイイことを思いついたモンです。
……ということで、別な農具でも料理を作ってみたいと思います。
ほいっ、鍬(くわ)。やっぱり農作業のイメージとして一番最初に思い出すのは、鍬(くわ)を振り下ろして畑を耕している姿ですよね。
黒光りする金属部分がカッコイイ鍬(くわ)ですが、この部分を利用して調理することが出来るんじゃないでしょうか!?
早速、カセットコンロの上にドカッと置いてみます。
しかし、食卓の上にズドーンとこんなものがそそり立っているという光景はものすごくシュールです。
そして、例の如く味噌で土手を作ります。
鍬(くわ)は鋤(すき)と比べて金属部分がかなり平らなので、汁がこぼれないよう四方を囲むように土手を作成。
ちなみに、長い柄が上にニョキっと伸びているので、このように手で持ってないとすぐに倒れちゃうんですよ。
……スペースが狭すぎて、何がなんだか分からなくなっちゃってますね。
さて、鍬(くわ)焼きのお味は!?
すさまじくしょっぱい! 一口食べただけで脳がしびれるくらい。かなりショッキングな上、体にも悪そうな味です。即、成人病とかになっちゃいそう。
そうか……土手の部分が増えている分、味噌の味も強烈になってしまったんですね。ほぼ、味噌を直接バクバク食っているんじゃないかというような味になってしまっています。
多分、割り下を入れないで、単純に味噌煮込みってことにすれば美味しくなったんじゃないかと……。すき焼きとは全然関係なくなっちゃいますが。
親子丼用の鍋みたいに上にニョッキリ柄がついているから、調理器具としては使いやすいような気がしたんですけどね。鍬(くわ)はすき焼きには向かないことが分かりました。
まあ、そもそも平らなところで汁を扱うなって話ですけど。