歩くこと4時間。断食から22時間半。ようやく実家がある三郷市に突入した。周囲はもう薄暗い。 ちなみに三郷市というところはやたら縦に長い市で、最南端から三郷駅までは軽く5kmはある。ふだんならなんてことないが、ほぼ丸一日飲まず食わずの体にはけっこうツライ距離だ。

もうズルしてバス乗っちゃおうかと何度も思った

食い物の誘惑も相変わらず多い

でも負けない。修行だから

そしてゴールの三郷駅へ

午後8時。スタートから6時間半。断食から25時間。ようやくゴール地点の三郷駅に到着した。もちろん嬉しいのだがゴールした達成感より「さて何食うか」という欲望が先に立つ。せっかく己に勝ったのにまる成長できてない自分がそこにいた。

それでも勝利のスニッカーズはうまかった

そして、勝利の松屋もうまかった

ということで、己に勝ったとたん、すぐさま負けているが、一応目標は達成した。距離は若干短いながらもかち歩きを制したといえるだろう。 帰りは「負け歩き」にチャレンジ ここで終わってもいいのだが、せっかくなので帰りも歩くことにした。ただ、かち歩きは二度とやりたくないので、今度は欲望に負けまくる「負け歩き」にチェンジする。 つまり食べたいものを好きなだけ食べながら歩くのだ。

まず手始めに実家にあった肉捲きおにぎり

うまい

かち歩き中、何度も誘惑された。昨日の敵は今日の友

会いたかったよキミに

うまい

バナナうまい

団子	せんべい。うまかった

バスも使っちゃいます しかしさすがに腹が重くなってきたので途中までバスを利用することにした。これほどまでに自分を甘やかす裏には昨日あれだけ頑張ったんだからいいじゃんという思いがある。 まんまと免罪符にしているあたり、まるで修行の成果が得られていないが、残念ながら人はそう簡単に変わらないものだ。

徒歩で2時間かかった距離もバスなら30分

まだ少し腹が落ち着かないので、食後の運動に少し歩くことにした。もはや歩くことが目的じゃなく、もっと食べたいから歩くという支離滅裂なことになってる。でも昨日頑張ったから大丈夫。

今日も天気がいいですね

環七沿いのうどん屋

1時間ほど歩くとファミレス風のうどん屋があったので入店。まだ腹は減っていないが、あまり長時間食べないと負け歩きにならないので無理にでも何か食さねばなるまい。 「なるまい」とか言ってるが誰が決めたんだそんなルール。

腹はまったく減ってないので一番軽そうなメニューを選んだ

しかし案の定気持ち悪くなった

お腹が空いて歩けなくなるなんてことはなかったが、気持ち悪くなって一歩も動けなくなってしまったので、結局バスで帰ることにした。つらいという意味では案外こっちの方が修行だったのかもしれない。

スニッカーズの誘惑に何度も負けそうになった 飲まず食わずで歩くつらさは誰でもわりと想像つくと思うが、食べながら歩き続けるのはそれ以上の苦行だ。本当はかち歩きが辛かった分、食べられることの幸せ感が際立ってワーイ、と終わるはずだったのに想像以上に食べられなかった。 そんなわけで、つらいばっかりのネガティブな記事になってしまったことを申し訳なく思います。

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