カレーの食べ比べは楽しい
一人2種類で手分けして色々集めるという作戦、全く同じ種類を集めた人もいたが、そこは人数の力でなんとか全種類集める事が出来た。
7種類のカレーを食べ比べる。ネパール風や、インド風、ラムが入ったものなど辛さや食材など、一つ一つのカレーに全て個性があり、食べ比べるのが面白い。
辛い物や甘い物、正にカレー!といったものからデミグラスソースの様な味でこれもカレーなの!?という物まで。でも食べていたらちゃんとカレー。
チワワと柴犬とシベリアンハスキーは犬だけど、チワワよりシベリアンハスキーに似てる狼は犬じゃない。みたいな、色んな種類があるけれどもちゃんと区別がある感じ。懐が深いぞ、カレー。
自分はこれが好きだ、こっちがお勧めだとキャッキャキャッキャとカレーを食べる。太陽の下、綺麗な芝生に座って汗をかきながら友人達と風を感じる。そんなに特別な事はしていないけれど凄く特別な気分。
カレーを食べ終わっても聞こえてくる音楽に耳を傾けながら芝生の上でゆったり過ごす。今度は何しようか、どこ行こうかと計画を立て、友人にタックルしたら頭の上に倒れてきてメガネがゆがんだ。
日暮れと共に夏が終わる
そうやって過ごしていたら日が暮れて、風が冷たくなり、止まらなかった汗も自然とひいて、みんな落ち着いて芝生に座っていた。
昼間にあった活気や喧噪は影を潜め、聞こえてくるのは虫の声。これから何する?という内容から、この夏どうだった?という振り返る様な話題に自然と変わっていた。
今年の夏は暑かった。早く涼しくなってくれと思っていたが夏から秋への変化のような、この日の昼と夜の表情の違いを肌で感じると夏の終わりを実感し、寂しさが僕を包んでいった。
夏が終わるからなんだってんだ
帰りに夜景を見ながら今年の夏を思い返した。色んなことをして色んな人と出会った楽しい夏だった。そうか、終わるのか、寂しいな。
と思ったが、よく考えると夏が終わるからって僕がした事が無くなる訳でも出会った人がいなくなるわけでもない。夏が終わっても夏にあった事は続いていくんだ。繋げていくかは僕次第だ。
夏は終わっても、夏を無くしたくない。よし、カレーを食べに行くぞ。