レインボーブリッジの頂上へ
入口のところの分岐からおよそ20分、あっちのあれがかっこいい、こっちのこの景色がすごい、とキョロキョロしながら上ってきた友の会一行の前に、ようやくレインボーブリッジの中心が見えてきた。
ところでこのレインボープロムナードは自転車の通行が禁止されている。長い坂をすいーっと下ったら気持ち良さそう、と思ったけどこの歩道の狭さでは仕方ないかも知れない。
と、そこへ、のろのろ歩く友の会の後ろから自転車を押した人が追いついてきた。押して歩くのはいいんだ、それなら下りに入ったらこっそり乗ってしまうのでは、と思ったら、乗る勇気を失せさせる細工がしてあった。
夜は閉鎖されてしまうし、自転車は重りにしかならないし、これはやっぱり生活道路として使うのは無理かなあ、と思ったら普通の高校生とすれ違った。まさか通学で使ってるの?
しかも少し前に荒川河口橋の手前で歩いていた子にそっくりで驚いた。
そうこうするうち、ついに橋の中央部分に到着。そこからの眺めは、まさに東京湾を我が手に収めた感じ...かと思ったけど、金網に囲われているのでどちらかと言えば幽閉されている感じに近い。
でも巨大な船が行き来する港を、その真上から眺められるというのはおもしろい。遠くの方には埠頭に並ぶガントリークレーン、いわゆるキリンも見える。
そこから先、下りは割とあっという間で、橋を吊っているワイヤーロープをつなぎ止める芝浦側のアンカーレイジに到着。こちら側は、ここからエレベーターで地上まで降ろされてしまう。あっけなさに少しガッカリだけど、さすがに重くなった足にはありがたい。
アンカーレイジを出ると、目の前にいま渡ってきたレインボーブリッジがその雄大な姿で立っていた。そしてふと後ろを振り返ると、ガラス張りのアンカーレイジにその姿がくっきり反射。惚れた!
そう言えば入口のゲートのところに、自転車のタイヤにくくりつける台車が大量に置いてあった。
自転車で走れないのは残念だけど、職員さんの手作りっぽい感じで味わい深い。
さて、橋を2つ渡ってきたけど次はトンネルを歩いて抜けてみたい。近くでどこかいいトンネルないかな、と探して見つけた場所に向かってみよう。