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コラボ企画
 
“プレスリーリリース”はどれだけPRに有効か?

プレスリーリリースレビュー

本日の目的は、プレスリーの格好になって人の会社で騒ぐことではなく、こういうプレスリリースはいかがかという提案であった。息を整え、討議のテーブルに就く。


いかがだったかいHoney?リリーゼントのはずがよくわからん髪形に。

先方も企画に賛同したもののこういう方向に来るとは・・・といった表情。

ここで、なんとPR TIMESさんによる「プレスリーリリース」の事前考察資料があるとのこと。つ、作っていただいてたんですね。

「プレスリーリリース」における、予想しうる考察点が指摘してあるので、読みながら今回のリリースをレビューしてみよう。


・「絶大なインパクトがある」
  …これはお墨付きをいただいた。
・「そのインパクトが仇となり、内容が注目されない」
  …おっしゃるとおり。
・「メディアを一軒一軒訪問する必要がある」
  …そこまで考えてませんでした。


当方の浮かれ加減にも関わらず、とても真摯で的確な考察に恐縮しているところ。

・「服に書かれた文字が読みにくい」
  …これには自信あり!そこを第一に考えました。


この読みやすさこそがポイントでございます。

「ただ、情報量は限られますねー」と真っ当なご指摘。

・「企業体質を疑われかねない」
  …返す言葉もありませんな。


開演前はどんなことになるかと固い表情をしてらしたお2人にも、喜んでいただけたようだった。

最大の目的である「メディアで取り上げてもらうこと」については、このプレスリーリリースは一定の効果を上げそうだとのこと。なんといってもニュース性に長けているであろう。が、ご指摘として「商品が“顔”になるはずのリリースだが、乙幡本人がリリースをかねているので、乙幡の“顔”が印象付けられるのはいかがなものか」というもっともなご意見も頂戴した。
「だいいち縦書きでは不便なので横書きがよいだろう」などの指摘も、次回の生リリースに生かしたいと心に刻んだ我々でありました。

プレスリリースの本来の役割である「わかりやすくまとめられた情報を、正確かつ効率的にメディアに届ける」ためには、かなり改良が迫られると痛感。そこまでの探究心のない人はWebのプレスリリース配信サービスのお世話になることになるのだろう。
でも諦めないのが我々である。


原稿を書きながらもいちいち迫り来るこの違和感。プレスリーリリースは語呂がいい分、非常に力を必要とするわけだが、やりきった感だけは保証する。訪問先に「すみません、載せられません」と断られたときも、サングラスがあれば悲しい目を見せずにすむ。

街中を、和製プレスリーが飛脚のように飛び回り、景気がV字回復する日が来るかも?!

と、とにかく、PR TIMESさん、ありがとうございました!

ありがとうございました!

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