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ちしきの金曜日
 
なんでこんなもの買ってしまったんだろうお宅訪問

なんでこんなもの買ってしまったんだろう、4人め。

お名前:ちゃいなごさん(ハンドルネーム)
お住まい:神奈川県(横浜市)
無駄なもの:中国のおもちゃ いろいろ


ちゃいなごさんの自宅にて。中国のおもちゃをいろいろ見せていただきました。

中国への留学生用の中国語の教科書 。
タコのぬいぐるみ。ありえない配色だ 。
エビのおもちゃ。ネジを巻くと手が動く。ぶっちゃけ、ちょっと気持ち悪い。
カエル 。
ちゃいなごさんは中国の魅力に惹かれ、社会人になってからお金を貯め、中国の大連に留学したそうだ。

中国で買ったさまざまなおもちゃ、ぬいぐるみを買ったが、いざ帰国してみると自分の部屋に置いておくのが邪魔なほどの量になっていて、「なんでこんなもの買ってしまったんだろう」と思ったもののなぜだか肌身を離せずに居るそうだ。

中国のキャラクターの特長とは。

梅田:そもそもなぜ中国に興味をもたれたきっかけはなんですか?
ちゃいなごさん(以下ちゃい):漢字が大好きなんですよ。日本に帰ってきても漢字ばっかりの看板とかを見ると、中国語だったらこう発音するな、とか考えながら楽しんでます。
梅田:なるほど。このぬいぐるみは中国製ですか?
ちゃい:ええ、タコです。
梅田:すごい色ですね。テレビの放送前のテストパターンのような配色だ(笑)。確かにちょっと「なんでこんなもの買ったんだろう?」ってなるかも。
ちゃい:これは水族館のおみやげコーナーで買ったんです。中国のぬいぐるみの特長は、妙にリアルだったり、色合いが派手すぎたりするんですよ。言ってしまえば、あんまりかわいくないんです。
梅田:確かに日本人の感覚だと子供が喜びそうにないおもちゃが多いですね。このエビとか。
ちゃい:そうですね。妙にリアルで怖いんです。
梅田:“かわいい”の基準が日本と中国は違うんですかね? もしくはおもちゃにかわいさは求めない、とか。
ちゃい:いや、でも日本のキャラクターは中国で大人気ですからね。
梅田:ああ、そうですよね。
ちゃい:でも中国のおもちゃ売り場に行ったらこういった中国製のおもちゃを欲しがってる子供の姿をみかけましたよ。
梅田:うーん、一見怖そうなんだけど、じーっと見てるとかわいく見えてくるような気もする。このカエルとか。
ちゃい:そうなんですよ、中国のおもちゃはよくみるとかわいいんですよ。

その後も中国の文化についてのお話をいろいろ聞きました。いろいろと話していただいたちゃいなごさんからは、中国が好きで、中国のおもちゃがくだらないと思いつつ、やっぱり手放すことはできないという悩ましい気持ちがよく伝わってきた。時折、「なんでこんなもの買ってしまったんだろうな」と思う事もあるが。

帰りに紅茶のティーパックをいただきました。なぜだか取材におじゃまさせていただいた僕のほうが逆におみやげをもらって本当に恐縮しっぱなしでした。

ちゃいなごさん、そしてコーヒーとお菓子を出していただいたちゃいなごさんのお母さん、本当にありがとうございました。もう、そんな、気を使っていただかなくても、いやいや、いただいてよろしいんですか? 本当、どうもありがとうございました。僕は幸せ者です。

一番気に入っているトラのおもちゃと一緒に記念撮影

まとめ

・中国のおもちゃのキャラクターは妙にリアルだ。
・いただいた紅茶、おいしかったです。



なんでこんなもの買ってしまったんだろう、5人め。

お名前:三津木さん
お住まい:東京都(狛江市)
無駄なもの:ユニオンジャックのサングラス




悲しいほどに使い道の薄いサングラス。

三津木さんはデイリーポータルZをよく見ていただいているらしく、実は大塚さんの記事『東京激安地帯』を制作日記上で英訳してくださった方です。(これが英訳された記事)その他デイリーポータルZ関連のイベントごとにはしょっちゅう参加してくださっているらしく、法師丸さんのサイン会に行ったら宮城さんが普通に居た事に感動したらしい。そんな三津木さんが持ってきてくださったのはイギリス国旗、ユニオンジャックの模様がプリントされたサングラスだ。
かなり無駄指数の高い代物を持ってきてくださいまいした。ツボを心得てらっしゃるというか。無駄を熟知しているというか。

梅田:これはまた強敵ですね。なんでこんなもの買ったんですか?
三津木:イギリス・スコットランドのエディンバラという街で買ったんですが、お土産もの屋に行って何人かに土産を買っていかなきゃいけなくて、いくつかのものと一緒にこれも買ったんです。
梅田:なるほど。
三津木:で、他のおみやげはそれぞれに渡したんですが、これだけは誰も持って帰ってくれなくて。
梅田:なんでこれだけあまっちゃったんでしょうね?
三津木:いらないからじゃないですかね。
梅田:試しに僕らがサングラスかけてみましょうか。


話し手、三津木さん。 聞き手、梅田。

三津木・梅田:…………。
梅田:なんとも形容しづらい状態ですね。なんか写真撮って、あとから合成したみたいだ。
三津木:ああ、なんだかモザイクのような。
梅田:合成写真だとしたらかなり悪意のある写真ですよね。

梅田:なんでこんなもの買っちゃったんですかね?
三津木:買った時はみんな冗談として受け入れてくれるだろうと思っていたんですが……ちょうどこの時お祭りがあったんで浮かれていたんですかね。
梅田:地元の祭りですか?
三津木:ええ、エディンバラの。写真はこれですね。


おまつりのワンシーン

梅田:なんかセレモニーみたいですね。エディンバラってそんな大きい街ではないんですか?
三津木:そうですね。日本でいうと(しばらく考えて)群馬の沼田みたいな街ですよ。きれいな街でして。
梅田:なるほど。ぐっとイメージしやすくなりました。。

なぜ人は無駄なみやげ物を買ってしまうのか。

梅田:おみやげって本当に無駄なものが多いですよね。でもなぜか買っちゃうんですよね。
三津木:こんなもの名物じゃないっていうものを買ってしまったり。『○○に行ってきました』みたいなのってあるじゃないですか。
梅田:ありますねー。高速のサービスエリアとかに置いてますね。
三津木:あーいうのって、中にクッキーとか入ってて、別に名物でもなんでもないんですよね。最近すごいのが出て、『旅行に行ってきました』みたいなのがでましたね。どこで売ってもいいような。
梅田:なんかもうなんでもありですね。


まとめ

・旅行はなぜか無駄なものを買ってしまいがちだ。
・エディンバラは、日本でいうと群馬の沼田に似ている。



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