トラップその3:駅、そして電車
いうまでもなく、駅や電車内は公共の場所だ(いままでもそうだが)。平日の朝、人も大勢いるので、うかつなことはできない。
乗換駅での電車待ちの間、人も途切れたので、子供の視点をフル回転してみる。ルルルルル・・・・。
「アノ 表示板ノ シタヲ クグレ」と、脳内に指示があった。クグロウ。
大きなことをやりとげたという気分になって電車に乗る。車内ではおとなしくしていよう。
ふだんでも私は連結部に乗ってサーフィン気分を味わいたいのだが、世間と混み具合がなかなか許してはくれない。
山手線ではこのように連結部にドアがなくオープンスペースなので、じっくりと見慣れないネジや蛇腹やフックを堪能することができる。
車内では不完全燃焼だったが、さて東京駅。通勤先の最寄り駅だ。ああ、もう少しで会社に着いてしまう。
ショッピングエリアのデッドスペースには、いかにも子供の遊びそうな遊具がいっぱい!
ただ、いかんせん、改装されつつある東京駅の中では限界がある。隙がない。いや、私は隙を探していたのだろうか。
用意されたものに対して、用意した人の意図通りに遊ぶ。それはそれで結構だが、その意図を共有できない子供は、自分の思うとおりに行動し、大人の意図しなかった「スキマ」で遊ぶ。
と、書いていてよくわからなくなってきた。別に東京駅には遊びのために用意されたところなんてない。