−−−北村さんは変わったおっちゃんのところいきなり行って、最後はしっかり仲良くなってくるからすごいですよね。仲良くなるコツとかあるんですか？

縄文人の生活してたり、変なオブジェをいっぱい作ったりしてるおっちゃんって、家族や近所の人たちから冷たい目で見られているケースが多いと思われるので、とにかく全肯定しまくって懐に飛び込むようにしています。

最初は「また文句を言いにきたヤツか!?」みたいな感じで警戒されることもありますが、「すごいですねー！
サイコーですよ！」ってほめてると、パカッと心を開いてくれる瞬間があって……その時はすごくテンション上がりますね。

ただ、心を開きすぎて、ここぞとばかりに自分のこだわりをガーッと語りまくりで、なかなか帰してくれないおっちゃんもいるので、それはちょっと困りますが。

−−− ほそいさんが先日ケネディ電気の記事を書いてて、北村さん悔しがってましたよね。ライバルとしてはどうですか？

そう！　ケネディー電気は前々から狙ってたスポットだったんで、先に行かれて悔しかったです。あそこ、どう考えても自動車じゃないと行けない場所にあるんですけど、ボクは自動車どころか免許すら持ってないもんで……。

ボクは未来永劫、絶対に虫料理の記事を書かないんで（食べもしません）、ほそいさんも珍スポット＆おっちゃんから手を引いて下さい！（冗談ですよ）

−−− いつもサンダルの北村さんですが、温泉の記事ではさすがに靴はいてましたね。2011年もサンダルで？

まあ、あの時は冬の山道を歩くって分かってたんで、さすがにサンダルじゃ死ぬだろうなーと。ただ、知り合いの女子数人から「モテないモテないって言ってるけど、モテたいんだったら靴くらいはけ！」って立て続けに説教されたもんで、今年の冬は脱・サンダルです！
……暖かくなったらまたサンダルに戻ると思いますけど。

あと、来年はライターとして目立つために大幅なイメチェンをしようかなとぼんやり考えてまして、やるかどうかまだ未定ですが、そうなったらサンダルどころか下駄か雪駄をいつもはいてる人になると思いますよ。

北村さんの対おっちゃん力の秘密は、とにかく受け入れること。「話術ですよ」みたいな話かと思いきや、意外にも聖人系メソッドだったので驚きました。

そう言われてみると、北村さんと話すと「○○の取材に行ったら全然帰してくれなくて」な話をよく聞く気がします。これにめげずに来年も頑張ってほしいです。

−−− 今年たくさんiPhoneアプリ作ってましたね。何本くらい作ったんですか？

有料で売っているのが3本で（定点カメラ、ダメスピーチ
、DIYGPS）、無料が1本（立体録音部）です。あと配信はしてませんが、nifty映画の記事のために世界がプレデターっぽく見えるカメラも作りました（この記事）。

目標は配信10本だったのですが、半分いかなかったので来年はもっと頑張りたいです。

−−− 次回作の構想とか聞いてもいいですか？もしくは作ろうと思ってやめたやつでもいいです。

iPhoneをポケットに入れて座ると加速度センサーで感知しておならが鳴るアプリを作ったのですが、Appleのガイドラインで「おならアプリはもうたくさん」って書かれてたので開発をやめました。

作りたいアプリはいっぱいありまして、「空から日本を見てみようを見ながら使うための、画面の上半分が地図で下半分がTwitterクライアントになっているiPadアプリ」とか「冷蔵庫の中の食べ物消費期限管理アプリ」とか「指の操作で適当な棒グラフとか円グラフの画像を作れるアプリ」とか「国土地理院の地形地図をGoogleマップみたいに表示して切り出せるアプリ」とか作りたいと考えています。

−−− 富士登山の三人、その後登山素人は脱出できました？その後も成長してますか？

メンバーの金子君とはたまに山に行っています。でも、「もう寒いから汗かかないと思って」って言って綿の長袖シャツを着てきて、汗だくになって寒い寒いと言ってました。元に戻ってるような・・・。今度彼と一緒に雪山に行こうかと思ってます。あと二人は、忙しかったりしてなかなか山に行けていません。

軽い気持ちで聞いてみたiPhoneアプリ構想の充実ぶりに驚きました。それにしても、世界中ではアップルも音を上げるほどのiPhone用おならアプリが開発されているとは。試しに僕のAndroidでも検索してみたところ、ほんとに無数にありました。

本人チョイスには挙がっていませんが、今年は食べるラー油作りや特殊三脚作りなどのDIYネタも好評でした。来年もどうかよろしくお願いします。