|
■日本一の自由の女神
青森県百石町は「日本一の自由の女神」の町だ。日本一の自由の女神、って不思議なフレーズ。
東京から新幹線2時間、在来線1時間、最寄り駅から折りたたみ自転車で30分。ひと気のない公園の池のほとりに自由の女神が建っていた。大きい。ディテールも細かく本格的な自由の女神である。
だが、ここの自由の女神には「ももちゃん」というニックネームがついているのだ。自由の女神でありながら、ニックネームもある。難易度の高い自由の女神。しかも台座に登るとセンサーが働いてテープが流れるのだ。
「わたし、ももちゃん！」
しゃべる自由の女神。そのあとは町の特産品などを紹介してくれる。女神像の近くには顔ハメもあった。近所の商店街のスタンプカードのモチーフはももちゃんである。
青森県にはキリストの墓があったり、恐山にはイタコがいたりと歴史的になんでもありな場所だが、そのノリをいまに引きつぐ自由の女神像である。
|
